『僕が結婚を決めたワケ』
☆1/2 成熟してない登場人物をみつめる成熟してない作品。
なんとロン・ハワード作品がいつのまにか公開されていたとは。私のごひいきであるヴィンス・ボーン出演と言うことで、全米公開時から気になっていました(セリフをめぐる一悶着もあったみたいで、ちょっとした話題になってましたね)。もともとロン・ハワードは『ラブINニューヨーク』とか、『スプラッシュ』『バックマン家の人々』などの作品群で手腕を発揮していたので、そういう意味でも期待していたのです。ただ本作の原題であるジレンマがシナリオにうまくいかされておらず、友情物語としてはそれほどの余韻を感じません。それは並行して描かれる恋愛関係が成熟していないため、映画自体も幼稚な感じになってしまった印象があります。笑えるところもクスクス程度、演技陣も力を発揮できていません。ウィノナ・ライダーなんて出落ちに近いものしか感じられません。唯一チャニング・テイタムの間男だけはオイシイ役どころだったでしょう。
ウェルメイドな出来映えとは言いがたく、期待はずれでした。
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