『クレイジーズ』(2010)
☆☆1/2 前半はかなりよい。クレイジーとゾンビの混同はなしでしょ。
ジョージ・A・ロメロ御大の同名サスペンス映画のリメイク。もうこの手のちょい昔の知る人ぞ知る作品リメイクも、ネタとしては限界な気がします。ロメロ作品の特徴であるドキュメント的なタッチは残っておらずいかにも今風なタッチで描かれています。最初の導入部はなかなかよく、またゴア描写も強烈な印象を残します。ただ既視感がある世界だというのも事実で、特に後半部分はもうひとつな感じです。細菌兵器の影響うんぬんのサスペンスというよりは、ただのゾンビものになってしまっていてもったいないと思います。見た目は普通な人が狂っていく方がはるかに怖かったのではないでしょうか。
拾い物的な満足感は得られるかもしれませんが、全体の印象はそれほどではないと思います。
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