BD『エレファント・マン』
すっかりデビッド・リンチづいている我がシアター。半年ぐらい前にスタチャンでオンエアされていたのだが、あまりの素晴らしさに即購入。公開当時に煽られた単純な感動物でも、リンチ的なフリーク賛美でもない、真の芸術だけが触れることのできる本質的な何かを掴もうとしているという意味で、あらためて再評価されるべき作品だと思う。音質はもともとナロウなレンジで仕方がないが、画質はなかなか健闘しており、フレデリック・エルムズの紡ぎ出すモノクロ世界は歓びも悲しみも、そして美も醜もすべてを呑み込んでしまう深い闇を表出させている。
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