『デトロイト・メタル・シティ』
☆1/2 おかしさは演出次第。
原作コミックは何度か読んだことがあって楽しみにしていたのですが、おもしろくなかったです。わりと原作通りに構成されていて、松山ケンイチさんなんかの豹変ぶりは充分おもしろいはずなのですが、なんというか画面がはじけず、物語もショートコント集みたいでうねりになっていかない。これは演出の問題でしょう。その証拠に演じ手のテンションがバラバラ。何もわかっていない松雪泰子やドラマの流れをことごとくぶち壊す大倉孝二は、彼らが悪いのではなく演出がいけないのです。結局松ケンの熱演も報われず、コメディをつくることの難しさばかりがクローズアップされてしまいました。
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