『ザ・グリード』
☆☆1/2 それ、それ、それ!
『ハムナプトラ』シリーズのスティーブン・ソマーズが監督した本作は、これまたどこを切ってもソマーズ印なノンストップアクションでした。この人はアクションにある程度の緩急がつけられることと、コミカルなやりとりの描き方にセンスがある点は評価してよいと思います。変な泣かせ方を強要するマイケル・ベイなんかよりは楽しめる作品が多いです。
その反面、どうもアクションシークエンスの組み立て方に引き出しが少ないようで、作品が変わってもキャラクターを置換可能なんですよね。特にこれと『ハムナプトラ』は同工異曲じゃないですか? でもポップコーンムービーと割り切れば、ひどい作品ではありません。ジェリー・ゴールドスミスのスコアは勇壮で盛り上がりますし、ロブ・ボッティンのデザインしたクリーチャーもギャハハと笑えます。少なくとも上映時間分は充分楽しめます。それ以上はみる方だって何も期待してないでしょ?(笑)
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