『フォー・クリスマス』
☆☆1/2 アメリカ映画の豊かさは感じられる贅沢。
残念ながらビデオスルーになってしまいました。でも向こうでは手堅い興行収入をあげたコメディ。ヴィンス・ボーンはギャランティに対してもっとも効率よく稼げるスターだそうで、いつもながら興味をそそる題材に出ています。これもそう。なにしろキャスティングがスゴイ。共演がリース・ウィザースプーン、ロバート・デュバル、ジョン・ヴォイト、シシー・スペイセク、メアリー・スティーンバージェンと主要キャストのうち、オスカー受賞者が3人もいる! それでいて90分未満のコメディだなんて!
原題のフォーはfourのほうで、カップルのそれぞれの両親が離婚しているので家族で過ごすクリスマスが4つになっていることを示しています。で、その親たちがみんな強烈。ちょっと話が設定負けしているところはありますが、それでもこの絡みは大笑いできます。中でもシシー・スペイセク扮するヴォンス・ボーンの母とのゲーム大会では大爆笑でした。ただ後半のおとし方が単純に家族の絆万歳になってしまったのはもったいないし、ヴィンス・ボーン主演作としては彼の個性がいきているとはいえないでしょう。
でも上映中は充分楽しめるし、こういう映画がきちっと作られているのは、アメリカ映画の豊かさを象徴しているのかもしれません。
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