『恋するための3つのルール』
☆☆☆ 小粋で尖っている。笑えるシチュエーションのうまさ。
予想外の拾いもの! これはおもしろかったです。この作品、邦題でものすごく損をしているかもしれません。原題は"MICKEY BLUE EYES"、「青目のミッキー」とかになるのでしょうが、これの意味がマフィア内で通じるあだ名(例えばナイフで刺されて命拾いをしたことからついたラッキー・ルチアーノとか、映画にもなったバグジーこと、ベンジャミン・シーゲルとか。)という設定で、これも知らぬ間に話がどんどん大きくなり・・・。マフィアをめぐる小ネタ之の数々は爆笑必至でその手の映画をよくみている人はなおさらでしょう。ジェームズ・カーンやバート・ヤングの怪演もニヤリとさせられます。一方ラブコメとしてはやや型どおり、ヒュー・グラントはいつもの彼ですし、それ以上の物はありません。でもいいじゃないですか、それでも。手垢のついたジャンルでも上手に作る事は難しい。これはそれをなんとかやり抜いています。この映画は笑わないとソンです。
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