『メモリー・キーパーの娘』
☆1/2 ミニシリーズ向け素材を乱暴にダイジェスト。
ときどきものすごく掘り出し物をひっぱってくるスターチャンネルの【オススメ!掘り出シネマ】。玉石混淆とはいえ、なかなかのあたりもあるので、毎月のオンエアを楽しみにしていますが、これもその中の1本でした。米国ではかなり売れた本らしく、日本でも邦訳は登場済。で、みたのですがこれはちょっとはずれの感じ。監督は『ボディガード』のミック・ジャクソン。この人は『L.A.ストーリー』のような佳作や、『ボルケーノ』のような職人芸で楽しめる作品などがあるのですが、これはだめでした。
何を書いてもネタバレしそうなので。物語のきっかけはとある医師の決断。妻の生んだ双子の赤ん坊のうち一人がダウン症だったので内密に手放してしまいます。・・・興味をひきそうな展開でしょ?(汗) ところがドラマの焦点が妙な所を転々としてしまい、安っぽいプロットがダイジェストのように展開していきます。ダーモット・マローニーやエミリー・ワトソンのような達者な演技陣がいるにもかかわらず焼け石に水。ミニシリーズでやった方がよかった素材なように思いました。
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