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2011年5月11日 (水)

『サロゲート』

Surrogates ☆1/2 情感に訴えない不気味な感触。
 ジョナサン・モストウらしい小気味よさは評価したいですし、実はビジュアルエフェクツを監修しているのがマーク・ステットソンなのでそういうところもフォローしてあげたいのですが、でもやっぱりダメなものはダメです。一言でいえば不気味。まるでここに出てくるつやつや作り物のサロゲートみたいなのです。(アレックス・プロヤスの『アイ、ロボット』もそうだったのですが、どうしてアメリカ人の考えるロボットツヤツヤなんでしょう?) SFマインドには欠け、人間ドラマのスパイスもなく、私たちの観客の情感に何も訴えてくる物がありません。

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