『ノウイング』
☆1/2 ひとりでみるとむなしいぞ。
この間の『2012』といい、みんなそんなに世界を滅ぼしたいのですね(笑)。ただあっちが正当派ディザスタームービーとすれば、こっちは一歩間違うととんでもSF系です。あまり言うとネタバレしそうですが。アレックス・プロヤスはSFマインドがある人なのかなあと思いきや、『アイ,ロボット』でむしろSFを舞台にしてエモーショナルなドラマを描きたい人だと馬脚を現した感じで、本作でもニコラス・ケイジ演じる学者と子どもの絆で観客をぐっとさせたかったのではないでしょうか。そうでなければあんなとんでもプロットにはならないでしょう。予告編でも使われていた飛行機墜落シーンはびっくり。あれをワンカットでやろうなんて発想がもう狂ってる証拠です(いや、でも凄かった)。ただデジタルエフェクツのレベルは全体としては低めで、地下鉄事故のところとかは「ありゃりゃ」でした。
ポップコーン映画ではありませんので、ひとりでみるとややむなしいかもしれません。
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