『ピーターパン』
☆☆1/2 美術品ではあるが毒はない。
ディズニーのクラシックスの中に何本か未見の作品がありますが、これもその中のひとつでした。ただ初期のクラシックスと比較すると話がすごく子どもっぽいのです。面食らったのが、そのコントのような展開。中でもフック船長をめぐるドタバタはそこまでやるかという感じでした。また今となってはネイティブアメリカンの描き方にどうしても釈然としないものがあったのも事実で、本来の物語にあった毒もなく、そのあたりで気持ち的にのることができませんでした。ただアニメーションの技術的な点では、今見てもうなるしかないようなセンスで使われているものが多く、中でもフライングシーンの美しさには胸うたれました。
美しい作品ですが毒はなく、今ひとつ魅力を感じることができませんでした。
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