BD『ロッキー・ザ・ファイナル』
安いとなんか買っちゃうなあ(汗)。→review まあ、すごくほめられるできではないが、悪くはないと思う。映像特典がみたかったのと、これ、吹き替えがすばらしく、羽佐間道夫氏のスタローンは本人よりも重みがあり、再生時はついつい日本語を選択してしまうほどなので購入。とりあえず絶対これで打ち止めですぞ!
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安いとなんか買っちゃうなあ(汗)。→review まあ、すごくほめられるできではないが、悪くはないと思う。映像特典がみたかったのと、これ、吹き替えがすばらしく、羽佐間道夫氏のスタローンは本人よりも重みがあり、再生時はついつい日本語を選択してしまうほどなので購入。とりあえず絶対これで打ち止めですぞ!
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☆☆1/2 官能と残酷の表裏一体の危うさを吹き飛ばした後半の駆け足。
『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリーの新作ということで期待していましたが、やや消化不良の感があるできばえとなっていました。
前半はとてもよく、少年がめぐりあう女性との時間の儚さが、戦犯を裁く法廷での再会で、よい具合に苦みへと転化して、物語の起・承へとつながっていきます。そしてその場に立つ人が自分にとって忘れ得ぬ女性ゆえに、人ごとにはできないというジレンマを抱えることになります。しかし後半一気に失速。原作は未読なのでストーリーがどう処理されているかについては何とも言えないのですが、これでは時代に翻弄された1人の女性と、その女性との関わりの中で人生に惑う1人の男性との物語がかみ合っているとは思えず、レイフ・ファインズが演じる現在の主人公が回想する場面が映画としての流れを寸断し、主人公がなぜそういう決断をしたのかにまったく説得力が生まれません。
役者陣の演技もよく、撮影や美術なども一級品の仕事。そして題材も素晴らしいだけに、少しもったいない出来映えです。
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スピルバーグの作品群ではそれほどたいしたものではないし好きではない。その上、特典もほとんどDVDと変化がない。確かめたかったのは『宇宙戦争』でも激変した画像。ヤヌス・カミンスキーが撮影監督を担当した作品は、なんか画質がというものはDVDでは多かったのだが、これも見込み通りかなりよくなった。DVDでは暗部がつぶれ、ただざらついて荒れた感じにしかならなかった画調が一変。鮮やかな部分はより鮮やかに、そしてダークな部分はよりダークになって、かなりよくなった。ただそれでもなんじゃ?という場面もあり、手放しではほめられないが、合格点は出せる。
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さて以前にも少しだけふれましたが、現在TSUTAYAではDVDなどのパッケージソフト類を下取りに出すと2500円のソフトを1500円で販売するというキャンペーンを実施しています。イオンなどでも似たキャンペーンをやったことがありましたが、イオンは販売していたのがSPEのものだけだでした。またTSUTAYAでもこのキャンペーン自体は2回目ですが、大きな違いとして、DVD以外のLDなどもOKだし、さらには輸入盤DVDもOKだということ。輸入盤DVDはなかなか下取りしてくれる所がないし、してくれてもかなり安い。なのでこのキャンペーンはものすごくありがたいです。映像特典などの仕様はほとんど変わらないが、買い換えておきたいなあというソフトも、この値段なら手を出したくなります。とりあえず買い換えたのは『アンブレイカブル』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』。新規購入分は後日に書きます。他にももう少し買おうと思っています。というわけでかなりおすすめのキャンペーン。1月いっぱいまで実施だそうです。
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☆☆☆ 圧倒的な美。ポートレイトのような物語。
テレンス・マリック作品で未見だった1本。これはできるだけ最良の状態で鑑賞したいと思い、あえてビデオではみていなかった作品。結局リバイバルでみることは叶いませんでしたが、せめてというわけでHD映像でみることができました。
話自体はそれこそラース・フォン・トリアーあたりが撮ると『マンダレイ』とかになっちゃいそうなもので、それをこういう映像詩で語れてしまうところがこの作品の魅力です。もはや伝説のようになっていますが、ネストール・アルメンドロス(一部ハスケル・ウェクスラー)の撮影した映像は素晴らしく、美しい絵画のようです。それでいて物語が映像の中に隠れている、それを演出が紡ぎ出すというところでしょう。演技陣もそういう意味で芝居だけではなくシルエットすら美しいのです。ただ期待しすぎたせいか、もうひとつ物語の中に入り込めなかったところがあったのは事実で、これは劇場でみないと真価がわからない作品なのかもしれません。
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☆☆☆ うん、ざっつ・れいす!
マックイーンが生涯のフィルモグラフィの中でも特別な思い入れをもっている本作、なるほど、レーサーとしても活躍しているだけに、描き方がひと味違う作品でした。
私のようにモータースポーツにハマったことのある人間としては、こういう描き方はとても新鮮で、うんうんわかると頷きたくなる場面がたくさんありました。トム・クルーズの『デイズ・オブ・サンダー』はレースシーンはよくできていたと思いますが、ドラマシーンが陳腐すぎて、もっとばっさり切ってもよかった。そういう面でもともとの監督(あのジョン・スタージェス監督を下ろしたんでっせ!)が描こうとした人間模様ではなく、レースそのものをうつしとうろうとする試みは、ここではそれなりに成果を上げていると思います。
しかしそれでよいのかという疑問があります。レース中継をそのまま録画した物が映画として成立するかはそうではないわけで、レース中継は結果がわからないからこそのハラハラがあります。だからレースの様子をもっと見せてくれ!となるわけですが、これは劇映画である以上、それだけでいいのかという点は否めません。せっかくのレースシーン(よく撮ったなあと感心しきりです)に感情移入できないのは、人物やチームのバックグラウンドを知らないから、なわけで、いくら何でも極端すぎたのかもしれません。
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これもレビュー書いていない・・・。ドリームワークス製のアニメーションとしては群を抜いて素晴らしい出来映え。『トイ・ストーリー3』も素晴らしいが、こちらもファタンジーとして高い完成度を誇り、来年のアカデミー賞でどちらに長編アニメーション部門を制するか注目したい。
さてドリームワークスは吹き替えの出来に首をかしげたくなるものが多く、特にタレント起用が凶と出ることが多いのだが、この作品は日本語訳には文句をつけたくなるものの(原語ではトゥースではなくトゥースレス(歯無し)だよー)、吹き替え版自体の出来はすこぶるよく、今回の盤でも楽しむことができた。映像特典はありきたりだが、おまけの短編は楽しく、こういうスピンオフは歓迎。画質はかなりよく飛行シーンの美しさ、登場人物の質感が際立つ。そして音に関しては原語と吹き替えでかなり雰囲気が違い、音質自体は断然ロスレスをおすすめ。
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邦題『ヒート』
マイケル・マン監督の秀作。マイケル・マンはこの頃が一番脂ののっていた時期だったのだろう。ドラマとしてもアクションものとしても見応えがある。さて国内ではプレミアムエディションが2008年にリリースされているが、内容的にはほぼ同じ形でのBD。画質はもうひとつ鮮やかさがほしいところではあるが悪くない。音声はドルビーTrueHDのみ。できればdtsもほしかったところ。ただしもともとDVDでの音もその頃を思えばかなり優秀だったので、大幅によくなった感じはしない。
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U2が"No Line on the Horizon"の後で行ったツアーの模様を収録したもの。しかーし、これはDVDは国内盤でもリリース済みですが、BDはリリースしないってどういうことよ! というわけでさくっと米国盤を購入。正直今回のライブは感心しなかった。きっとニューアルバムがピンとこなかったこともあるのかもしれない。なんというか、もうひとつ熱い物も新しい物も見つからなかった。ただ器がでかい所でやるだけのバンドではないので、次の展開をまた楽しみにしたい。
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バズ・ラーマン監督の傑作ミュージカル。この映画は大好きな作品。なぜなら自分になじみのあるポップミュージックがミュージカルナンバーとなって使われたこと(特にクイーンの「ショウ・マスト・ゴー・オン」)に心が震えたから。正直画も音も大きくグレードアップしたとは言えない部分もあるが、それでもやはりブルーレイ。この映画の世界観をきっちりみせてくれる。
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というわけで何回目だろうパッケージで買うのというぐらい。DVDもアルティメットコレクションBOX持っていたし。でもそんなあなたもこれは絶対買い。まず収録本編でいうと全4作すべての劇場公開版と別編集版を収録していること。これが選択できるようになったのはありがたい。それと1と2については劇的に画も音もよくなったこと。特に今まで一番いらいらさせられていた2がびっくりするぐらいに画質音質がよくなっていて、それだけでも充分購入する価値がある。加えて特典についてはもうとにかく全部ぶち込みました!感でいっぱいの量。年末年始に見終わるかなあ。
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邦題『ダークシティ』
アレックス・プロヤスの佳作SF。日本でも好きな人は好き!な感じの評価をされているのがよくわかる作品で、類似作品を書くだけでネタバレしてしまいます。みていない人は是非。
で、当然日本ではDVDのみのリリースなのだが、米国ではDVDでディレクターズカット版が出ていた。それがBDで登場。全体では10分増加。細かい所での変更が多く、デジタル処理によるエフェクトや、音の違いなども多い(ご丁寧に再生中に変更をチェックできる)。印象としてはかなり落ち着いた作品になった気がする。一番大きく印象が変わったのはオープニングの部分。シュリーバー博士のモノローグと町の時間が止まるシーンがなくなった。これは全体を左右する変更のように思う。個人的にはB級感のあった劇場公開版が好み。このBDには劇場公開版も収録してある。
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☆☆1/2 美術品ではあるが毒はない。
ディズニーのクラシックスの中に何本か未見の作品がありますが、これもその中のひとつでした。ただ初期のクラシックスと比較すると話がすごく子どもっぽいのです。面食らったのが、そのコントのような展開。中でもフック船長をめぐるドタバタはそこまでやるかという感じでした。また今となってはネイティブアメリカンの描き方にどうしても釈然としないものがあったのも事実で、本来の物語にあった毒もなく、そのあたりで気持ち的にのることができませんでした。ただアニメーションの技術的な点では、今見てもうなるしかないようなセンスで使われているものが多く、中でもフライングシーンの美しさには胸うたれました。
美しい作品ですが毒はなく、今ひとつ魅力を感じることができませんでした。
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☆☆☆ 言葉の虚構、イメージの虚構。
ロン・ハワードが戯曲を映画化したこの作品。これは真実と虚構についての一考察として、映画としての特性も加わった秀作となっていました。
大統領としてのリチャード・ニクソンについてはウォーターゲート事件や、ケネディとの公開討論など、さまざまなエピソードを我々は知っています。しかしそれはあくまでもパブリックイメージを増幅するだけに過ぎず、ニクソン本人も本当の自分ではないことを必死に伝えようとします。その虚構を暴こうとするフロスト自身も、また言葉でしかそれを行うことが出来ず、その言葉自身が持つ虚構に負けていく様子がにじみでてきます。このインタビューには結局勝者が存在せず、私たちは結局虚構の中でしか生きることができない寂しさが心をうちます。
フランク・ランジェラはジョン・バダムの『ドラキュラ』からその眼力がずっと心に残る役者さんでしたが、この作品のニクソン役も素晴らしい演技をみせてくれます。あまり外見上はニクソンに似ているとはいえませんが、この作品をみていると彼以外には思い浮かびません。フロストを演じるマイケル・シーンは損な役回りですが手堅く演じています。
日本ではピンとこない題材かも知れませんが一見の価値はある作品です。
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シアター構築5年目を迎えました。まあ、それほど大金ははたけないので、ちょっとした工夫をメインにしつつ、割と計画的に機器のグレードアップをはかってきました。で、今年の目標はアンプのリプレイス。
私のAVアンプ歴は割とフツーでして、初代はPIONEERのVSA-930でした。アナログマトリックスのドルビーサラウンドだったとはいえ、大興奮で楽しんでおりました。これを約10年間使用。その後時代はDVDがメインとなり、購買意欲を我慢の末に、2代目はSONYのTA-V55ESでした。双方向リモコンが最悪で私には使いにくく、音色も好みではありませんでした。しかしdtsアンプの登場が待ちきれなくて(笑)。そしてこの家でのシアター構築とともに3代目のDENONのAVC-3890に。このアンプは値段の割には音に量感があり、それでいて素直で癖がなく、とても気に入っていました。しかしこのHDMI全盛時代に、HDMI端子がまったくなく、当然のごとくロスレス音声にも対応していない(マルチチャンネル入力もない)。ミドルクラスが出てきたらと思っていたので、ほとんど迷うことなく今夏にDENONのAVR-3311を購入。
約半年使用して
・音の傾向は踏襲。しかしさらに音の厚みが加わり、すごくどっしりとした鳴り方をしている。またチャンネル間のつながりがよく、定位がよりはっきりしたこと、リアチャンネルのクオリティがよくなったことで音場の再現力は大幅にアップした。
・デジタル入力のアサインの自由度が大幅にひろがった。表示まで自由にいじることができ、GUIもみやすくなって、そういう面での使い勝手が抜群によくなった。
・発熱が減った気がする。個体差?
・黒はいいねぇ! やっぱり機器は黒だよなあ! 質感もよい。
・これでこの値段は驚きのコストパフォーマンスの良さ。
・HDMI出力は2系統あるのだが、同時出力は無理にしても、いちいち切り替えるのが面倒くさいので、自動でできるといいなあと思う。(ひょっとしてできるのであれば教えてください。)
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これもレビュー書いていないなあ・・・。ピクサーの原点が今頃パート3ということで正直みる前は心配だった。テーマ的には大傑作の2の焼き直しに近い所はあるが、そこからさらに大人への成長、次の世代へのバトンタッチという意味で、さらにもうひとつ深いところに掘り下げた後半がうまい。アンディが自分のために遊ぶのではなくなったあのラストには、私、号泣しました。
とにかくピクサーのパッケージはいつもながら質も量も大満足。特に画質は色彩が豊かでいて変な強調感はなく感心。この作品もいろいろなバージョンでリリースされており、DVDのみ、DVD本編ディスクとBD本編のみの2枚組セット(ただしケースがDVDか、BDかで
2つから選択できる) そして私の購入した4枚組セット(BD本編、BD特典、DVD本編、デジタルコピー)、そしてルクソールのフィギュアがつくコレク
ターズボックスとある。しかし特典は山盛りで、全部見るだけでも一苦労ではあるが、いろいろな発見もできて、作品への理解も深まる内容になっているので、映像特典ディスクがないバージョンはおすすめしない。全部楽しまないのはもったいないのではないか。
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クリストファー・ノーランのSFスリラー(うわあ、鑑賞時のレビューを書いていなーい)。話もよくできているが、アクションシークエンスの作り方がうまい。ただここまでくるとやりすぎな気もして、しかもいくつかのシークエンスを同時進行させるというのは時にはテンションを下げかねないところもあるので、そのあたりは次のバットマンでもよろしくというところか。画質音質はかなりよい部類で、特にサウンドデザインの凄さがロスレスで充分味わえる。
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(前日に続く)で、そのジム・ヘンソンがジョージ・ルーカスとくむというので期待に胸膨らませながら、鑑賞後に首をかしげるできだったのがこれ。でも妙に味があったのも事実で、特にデビッド・ボウイの歌については好きな曲もある。画質はまあまあで、音に関しては水準レベル。私はDVDでは未見だったので特典はそこそこ楽しませてもらった。
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しかし本当にamazonといい、TSUTAYAといい、ヨドバシといい、廉価セールのオンパレード。ちょっと買い物しまくりです。で、これ。
ジム・ヘンソンのマペット技術で語られるファンタジーで、最初にリリースされたLDCの画質はひどいものだったが、かなりブラッシュアップされた。ただ高画質までは言えない。音質もナロウな感じは変わらない。DVDではSPEから販売されたアニバーサリー・コレクションは結局こちらは単品売りされなかったし、特典類はいくつか追加されたので、そちらを買っていない人は購入する価値ありかと。
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邦題『モダン・タイムス』
チャップリン監督主演の名作。これまたクライテリオン。フィルムグレインのきつさはあるが、コントラストの効いたモノクロ映像で楽しめる。ただ自分としてはムービープラスでオンエアされた映像ほどの感銘は受けなかった。特典にチャップリン家のホームムービーがあるのは正直複雑な心境。そしてムービープラスでもオンエアされた「チャップリントゥデイ」も収録。正直なところ、ムービープラスでエアチェックした方には、超おすすめとはいいがたいかも。
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邦題『突撃』
キューブリックが第1次大戦下のフランス軍を描いた傑作。その移動撮影と軍というシステムを冷徹に描いた視点は『フルメタル・ジャケット』に後に引き継がれる。さあ、これまたクライテリオンでリリース(ちょっとお気に入りを出しすぎですって・・・)。しかーしちょっとこれには疑問あり! まず本作はスタンダードではないのだろうか? IMDbでもヨーロピアンビスタとなっていたのだが、私の手元にある資料ではスタンダードとなっているものが多く、どちらがオリジナル画角か知っている人教えてください。それと画質は悪くはないのだが、フィルムグレインがきつく、国内盤DVDの方が画調はすっきりしていた。特典は充実しており一見の価値あり。
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邦題『ハウス』
大林宣彦の長編デビュー作にして燦然と輝くホラーファンタジー。それをクライテリオンがリリースするというので購入。まず画質だが国内盤DVDと比較すると一長一短。まず色調はさすがクライテリオンという感じで、丁寧にレストアされており、褪色した感じはなくなった。ところがクライテリオン盤はフィルムグレインがきつく感じられ、全体の印象は国内盤DVDの方がよかった。もともとのフィルムがそういう狙いなのかも知れないが、それでも個人的好みからいえば国内盤DVD。映像特典にだぶっているものは基本的にはない。特にこちらで注目は1966年制作の16ミリ作品『EMOTION 伝説の午後 いつか見たドラキュラ』がまるまる収録されていること(日本ではDVD「大林宣彦青春回顧録DVD SPECIAL EDITION」に収録されている)。とりあえず本作が好きな人は買ってもよいが、DVDもそのまま必携か。
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邦題『狩人の夜』
怪優チャールズ・ロートン唯一の監督作であり、カルト的人気のあることでも知られるスリラー。日本では紀伊國屋書店、そしてFOXからリリースされているが、なんというかどれも中途半端な仕様。しかーし、さすがクライテリオン。これを特典付2枚組にしてリリース。注目は2枚目で本編が裏話付きで未採用フッテージとともに収録されていること。ちょっと珍しい形態だったが、これでブルーレイ1枚分というのも何だかなあという気がしたのも事実。正直画質は悪くないのだが、中間層のグレイの部分で粒子の荒っぽいタッチになっており、暗部のディテールを出そうとしてやりすぎたような感じ。さらに収録されている画角も問題。米盤がスタンダードだったので、てっきりこれがオリジナルかと思いきや、今回収録画角はヨーロピアンビスタ。国内盤DVDはアメリカンビスタ、私が以前購入していた米国盤DVDはスタンダード。調べてみるとどうも劇場公開時はヨーロピアンビスタだったらしく、撮影はスタンダードサイズだったらしい。これはこれで困ったもの。
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今年『十三人の刺客』のリメイクが話題となったが、そのオリジナルの監督、工藤栄一のいわゆる集団抗争時代劇三部作の2本目。作品自体の衝撃度は未だに凄まじいものがあり、これを映画館で初めて見たときには本当に衝撃を受けた。さてディアゴスティーニの東映時代劇傑作DVDコレクションで出たのだが、これが初リリース。結局ラインアップは一部変更され、期待していたものがリリースされなかったものもあるが、そこそこ好評だったようで、たとえ片面一層、特典一切なしでも、計60本がリリースされたことをまずはめでたいとしよう。それにしても東映が旧作をブルーレイでばんばん出してくれるようになるのはまだまだ先だなあ。
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永遠の名作ミュージカル。さあ、FOXがどう料理してくるかと楽しみだったのだが、まず映像はさすがのHD映像。まあ、ここまでは想像の範疇。素晴らしかったのはその音。これは今まで本作がパッケージ化された中で、どれよりも素晴らしい。なにより歌声に芯が出てきた。過去足りないと感じた映画館(しかも往年のアナログサウンドの大映画館)での響き方を思い起こさせた。それがロスレスでくるわけだからたまらない。ステージのそれに感覚的には近いのかもしれない。特典類は・・・過去も様々なバージョンが出ているので正直よくわからん(笑) 日本語音声だけで2種類。DVD盤とデジタルコピーもくっつけて、映像特典もとにかく詰め込める物をぜーんぶ詰め込みましたという物量なので、これで不満な人はもうごめんなさい!だろう。現時点での決定版なので、新規購入、買い換え、どちらでもおすすめ。
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しかし秋以降のBDの安売りはもはや自分の首を絞めているとしか思えない安さ。これもamazonのセールで購入した。特典類はまったく変わっていないが、やはりこれは上質な環境で再生したい作品。ロスレスで響くジェームズ・ホーナーのスコアににんまり。でもそれ以外の楽しさがみつけられない人は買い換えの価値は・・・。
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ウィリアム・フリードキン入魂のホラー。根源にあるのは信仰というテーマなので、どれだけ時間がたっても恐ろしさとドラマの重さは色あせることはない。両バージョンを収録してくれたのがまずはありがたく(ミラー神父の顔処理はモーフィングだった完全版のもの)、映像特典類も過去のものはすべて収録されている。映像はイメージしていたほどのシャープさはないがさすがのHD映像。またディレクターズカット版の音は精緻なサウンドデザインが堪能できる。
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ディズニークラシックの初BDであった『眠れる森の美女』の映像には度肝を抜かれるほどの美しさがあった。そしてディズニー初のデジタル環境での制作となった本作にも期待していたが、これまた素晴らしいクオリティとなっていた。ディスニーはビジネスという点ではかなりえげつないこともしているので好きになれない部分もあるのだが、創作という行為に対して真摯な情熱が注がれていることには尊敬の一言しかない。この作品もすでに20年近く前の作品だが、画質音質という点では新作と遜色がないレベルまで引きあげている。それを可能にするのは情熱でしかない。
なおこの作品の初期ロットには日本語音声に不具合があることが報告されており、お客様相談室に問い合わせると無償でディスク交換をしてくれる。
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トムクルまつり、さらに続く。30過ぎて仕事の壁にぶつかっている人は必見のキャメロン・クロウ監督の佳作。特典に変化はなく、画質音質もそれほどの向上は感じなかった。廉価版だったので買ったが、正直買い換えるほどではなかったかもしれない。
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トムクルまつり? というわけではないが(いや、事実私は彼のことを『卒業白書』以来ずっとひいきにしてます)、廉価版がBDでもガンガン出ているので徐々に買い換え。ただこれ、パラマウントは夏前にリリースして9月に廉価版で再発というユーザーをバカにしたスケジュールで販売した。欲しくてすぐに購入した人たちは大ブーイングで、amazonのレビューが大変なことになっている。パッケージビジネスはいよいよ終焉なのかと・・・。
で、劇場でもそのサウンドデザインの秀逸さには驚かされたが、我が家のシステムでもロスレス音声はその片鱗をうかがわせてくれたので満足。またヤヌス・カミンスキーの寒々とした映像設計もこのぐらいまで持ってきてくれれば納得。映像特典には変化なしだが、この作品のエアチェック(AAC5.1ch)では不満を感じてしまった、あのぶおぉぉぉおぉぉぉぉというトライポッドの効果音を愛している人(?)は買い換えの価値あり。
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本当に忙しいのです。さあ、仕事も趣味も今年中になんとか「ケリ」、いやせめて区切りはつけたいものですね。
というわけでトム・クルーズの出世作。好きな作品というよりはこの作品がロスレス音声でどうなるかを確かめたかったという感じ。でもそこまでの劇的な変化は楽しめなかった。ただすっごく細かい個人的問題としては、これ、この頃から始まったスーパー35作品でスタンダード撮影したものを上映時にマスクをかけてビスタサイズにした作品(『ブラック・レイン』もそうでうね)。で、この作品の初期米盤DVDは両方収録されていた。まあどちらがオリジナルかという問題は難しいところで、個人的には劇場公開サイズをオリジナルと考える自分としては別にBDに未収録でもそれほど気にしないのだが、資料的に米盤DVDも捨てられなくなる性分。はぁ(笑) スタンダード特典は山積みで、使用曲のプロモが入っているのは嬉しい。
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