『風が吹くとき』
☆☆1/2 志のある作品づくり。
その昔にビデオで途中までみたことがありましたが、その時は挫折。ずーっとDVDにもなっていなかったのですが、NHKでのハイビジョンオンエアでようやく。冷戦が過去の遺物となった今、前ほど核の恐怖は感じられなくなってきましたが、それでもこの夫婦の政府に対する盲信ぶりに背筋が凍る思いがします。レイモンド・ブリッグスのあたたかみのあるキャラクターが物語の悲劇性をさらに色濃いものにしており、デビッド・ボウイの主題歌もいい感じです。アニメーションとしての表現の部分では評価が難しいところもありますが、それでもこういう作品をアニメで作ろうとする姿勢は立派です。
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