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2010年1月29日 (金)

『アバター』が(とりあえず)興収記録達成。

 ついに『アバター』が全世界歴代興行収入記録を抜いたというリリースがFOXから出ていました。しかーし。まあ、とりあえず落ち着いていきましょう。まず北米興収はまだ記録更新はされていません。そう、まだです。現在のところは『ダークナイト』を抜いて歴代2位。まあキャメロン監督作品で1位、2位独占というだけでも充分すごいですが。今のアベレージでいくとあと3週間ぐらいで『タイタニック』の持つ6億ドルを抜き去ることは可能でしょう。つぎに日本市場ですが、これは難しいでしょう。まず現在のところ興収50億円は越えたそうですが、『千と千尋の神隠し』が持っている300億円にはまだまだ手が届きそうにありません。おそらく洋画トップの『タイタニック』(260億)も難しいと思います。最大のポイントはどこまでロングランができて、パイがひろがり、リピーターがあらわれるかなのですが、前者については多分GWまでが限界かと思いますし、後者2つについてはそれほどいないというのが実情です。『タイタニック』にはディカプリオがいて、ラブロマンスがあって、泣けるという女性観客を呼び込む要素がありました。私の見立てでは興収120億円というのがラインだと思います。ひょっとすると『アバター』が成功はするけれど歴史的な興行にならないという結果に日本はなるかもしれません。

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