『攻撃』
☆☆☆ ジャック・パランスの存在感。
ロバート・アルドリッチの監督作をWOWOWで特集していましたが、これはその1本。力作でした。無能な上官との軋轢というとキューブリックの『突撃』が思い起こされますが、あちらが軍隊という組織の非人間性を鋭く指摘したのに対し、ここではあくまでも戦場化の人間ドラマとして、兵士たちを見つめています。何よりジャック・パランスが素晴らしく、その狂気を秘めた力強さには圧倒されます。さらに小心者の上官を演じるエディ・アルバートも見事です。戦争映画の佳作としてオススメの作品です。
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