『激流』
☆☆ ぬけすぎ。
カーティス・ハンソンは今ではすっかり名のある監督になりましたが、かつてはスリラーを得意とした監督さんでした。そんな彼が飛躍するキッカケになった1本がこれ。なるほどキャストも充実している変形型の密室劇。川下りのシーン自体はすごいと思います。なんですがいくら何でもプロットにあらがありすぎ。ウィリアム・ワイラーの『必死の逃亡者』なんかと比較しちゃうと「んな、あほな」というツッコミが入っちゃいます。ケビン・ベーコンやデビッド・ストラザーンとかは大健闘してますが、メリル・ストリープの役作りはやり過ぎでしょう。というかそこまでやらないとダメということは、この役についてはミスキャストということではないでしょうか。
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