新宿東亜興行の映画館が全館閉館
前日に続きもうひとつ、映画館ネタ。新宿歌舞伎町で長年親しまれていた東亜興行の映画館がすべて閉館になりました。今回閉館になったのはまず9/30に新宿オスカー、そして11/30に新宿グランドオデヲン座、新宿アカデミー、新宿オデヲン座が。すでに2009年の4/17に新宿トーア(旧歌舞伎町東映)が閉館していますから、これで全館というわけです。私が洋画を初めて見たのが実は新宿アカデミーでの『がんばれ!ベアーズ』でした。それほど鑑賞回数が多かっただけではありませんが、ミラノ座、新宿プラザ、そしてこの東亜興行の4館で歌舞伎町の映画街は当たり前のように存在していました。なのでこのニュースには正直ビックリしました。
というのも08年に東宝の2館(新宿プラザが11/7に、コマ東宝が12/31に)、09年の5/31に新宿ジョイシネマ3館が閉館していましたから、これで歌舞伎町エリアの映画館は新宿ピカデリーをのぞくと、とうとう東急レクの4館だけになってしまったのです。もともとシネコンの隆盛で、繁華街にあった旧来の映画館の客足が落ち始めてきてはいました。実際上野や浅草のように街自体の人の流れが変わってしまったところの旧来型映画館はなくなっています。それでもさすがに三大地区である銀座、新宿、渋谷ではそういう話は無縁だと思っていたのです。しかしバルト、ピカデリーができたことで、歌舞伎町は完全に息の根を止められました。2007年のブログに私がこんなことを書いていますから、わずか数年でのできごとです。
そしてこれと似たようなことが起こりそうな場所が2010年にあるのです。(以下12/25へ)
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