『ブレイブ ワン』
☆☆ フォスターの皮を被った偽物。
はっきりいって中身はすかすかです。いわゆる暴力とは何かといった深淵なテーマまでにはいかず、かといって贖罪といったドラマツルギーの世界にもいかず。もしジョディ・フォスターではなく、スティーブン・セガールとかがやっていたらただのB級アクションの範疇におさまりそうな物語です。それが映画のねらいだったらよいのですが、ジョディ・フォスターという女優の箔だけで格好をつけたところが始末に悪く、脇をテレンス・ハワードなんてよい役者を置いたのが余計にタチを悪くしています。とりあえずイーストウッドの『許されざる者』の爪の垢を煎じて飲ませたいところです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント