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2009年12月14日 (月)

『ブレイブ ワン』

Braveo ☆☆ フォスターの皮を被った偽物。
 はっきりいって中身はすかすかです。いわゆる暴力とは何かといった深淵なテーマまでにはいかず、かといって贖罪といったドラマツルギーの世界にもいかず。もしジョディ・フォスターではなく、スティーブン・セガールとかがやっていたらただのB級アクションの範疇におさまりそうな物語です。それが映画のねらいだったらよいのですが、ジョディ・フォスターという女優の箔だけで格好をつけたところが始末に悪く、脇をテレンス・ハワードなんてよい役者を置いたのが余計にタチを悪くしています。とりあえずイーストウッドの『許されざる者』の爪の垢を煎じて飲ませたいところです。

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