『いのちの食べかた』
☆☆☆ キューブリックのようなドキュメント。
日本でも話題になったドキュメンタリー。とて興味深い映像の連続でした。特に食用牛や鶏についての映像はかなりショッキングですね。全編解説やインタビュー映像などはなく、ひたすら我々が口にしている食べ物がどのようにして作られているかをとらえているわけですが、少なくとも説明不足という印象はありませんでした。そしてその突き放し方がひとつの作家のスタンスにまで昇華しているのは見事です。そのシンメトリックな構図といい、対象物をつきはなした捉え方といい、キューブリックがこのテーマでドキュメンタリーを作ったらこんな風になるのではと思いました。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント