« 『ブラック・スネーク・モーン』 | トップページ | 訃報:三沢光晴 »

2009年6月12日 (金)

『5フィンガーズ』

5fing ☆☆ いろいろな意味でライアン・フィリップだけが可哀想。
 スターチャンネルの予告でみたらおもしろそうだったのでみたのですが、なんかすっきりしないサスペンスでした。
 リース・ウィザースプーンの元夫という説明がくっつくのが可哀想なほどに才能豊かなライアン・フィリップ。ここでも彼の演技が物語の先をしりたい観客の興味をぐっとひきつけます。しかしかつてのマキノ雅弘の名言を持ち出すまでもなく、シナリオのつまらなさは補いきれません。もはやかつての鋭さの片鱗すらないローレンス・フィッシュバーンに象徴されるように、ダラダラと物語は続き、ラストにいたっては「なんじゃそりゃあ!」という着地点。これではフィリップの熱演も浮かばれません。

|

« 『ブラック・スネーク・モーン』 | トップページ | 訃報:三沢光晴 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『5フィンガーズ』:

« 『ブラック・スネーク・モーン』 | トップページ | 訃報:三沢光晴 »