『Shopgirl/恋の商品価値』
☆1/2 心と体の結びつきの美しさがない。
正直プロットだけを読むとただのエロ話。しかし作り手がプラトニックなものにこだわり、エロ話にはしないようにしたがったせいか、逆に登場人物の心情がみえてきませんでした。劇中にあるように「誰かにそばにいてほしい」と願った2人が出会う物語にもかかわらず、その絆の美しさが出てこないのは結局心と体の両面の結びつきにあり、この2つを切り離すことは不可能だと思います。そしてその瞬間が愛に変わったのかもしれませんし、それが過去に昇華するからこそ、美しさと悲しさがあるのだと思います。主役2人はまったくダメ。行動にまったく共感することができず、かわいらしさも寂しさも切なさもありません。
底の浅いラブストーリーもどきです。
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