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2009年4月30日 (木)

『僕の彼女はサイボーグ』

Bokukano ☆1/2 綾瀬はるかの魅力すら出ていない。
 私の周囲では散々な評価だった本作。大当たりの『猟奇的な彼女』、ウソみたいにひどかった『僕の彼女を紹介します』、さあ監督のクァク・ジェヨン、今回はどうなるかなあと思ったら、これは悪い意味でびっくり。ドラえもんが好きな中学生が思い入れだけで書いた話をだらだらと読まされたようです(別のレビューサイトで『火の鳥2772』のオルガがモチーフという話には大笑い)。とりあえずここまでタイムパラドックスに矛盾を感じさせる作品も珍しいです。韓流作品の中でも特にこの人は冗長で蛇足蛇足みたいな構成をするのですが、ますますひどくなっている気がします。小出恵介はチャ・テヒョンの影武者でも大丈夫な感じ。綾瀬はるかはきらいじゃないのですが、この内容ではと気の毒に思います。『ハッピー・フライト』『ICHI』『おっぱいバレー』と作品が続きますが、どれひとつとして魅力的じゃないのです。考えてみると『マックスファクター』のCMが一番魅力的だったような。映画界の反省材料ですかね。

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