『フェーム』
☆☆1/2 前半は最高。
『バーディ』『エンゼル・ハート』の2作は映画ファンになりたてだった中高生の頃の自分には大きな刺激となりました。ゆえにアラン・パーカーは私にとって大好きな映画監督のひとりでした(しかしどうも『愛と哀しみの旅路』以降はダメです)。そんな彼のヒット作の1本。主題歌も洋楽染まりはじめの自分には思い出深い曲でした。
アーティスト志望の学生たちの物語は何度も映画として描かれていますが、前半の描き方はとてもソリッドで下手な感傷に流されておらず、ひきこまれるようにみました。しかし途中から登場人物の個性がはっきりと描き分けられてくると面白さがトーンダウン。ありがちな群像劇になってしまいました。どうせなら最後まで徹底して無名な人物の物語を背景はあまり描きこまずにつづった方がユニークだったと思います。
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