『デッド・サイレンス』
☆☆☆ よくできた都市伝説系怪談もの。
『ソウ』のジェームズ・ワンの新作はホラーファンの期待を裏切らない手堅い作品となっていました。正直『ソウ』はプロットでお客をミスリードしているような傾向があって、反則かなあという気がしていたのですが、この作品は怪談のような世界を構築していたので、プロットのあらがあまり気になりませんでした。世界としては『エルム街の悪夢』などに通じているかもしれません。腹話術の人形はそれだけで怖いわけですから、そこをうまくふくらませています。怖がらせ方はさすがで円熟の境地、このあたりは見事です。最後のオチもむしろすっきりで、これならシリーズ化もありかと勝手に思っています。
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