『バーバー』
☆☆ ビリーボブの無駄遣い。
前にもかきましたがいろんな理由で感想を書き損ねることがありまして、これもその1本でした。まあ忘れる程度の作品です(笑)。この作品はカラーフィルムで撮影してそれをモノクロ現像したことがちょっとした話題になりました。実はDVDにはカラー版とモノクロ版があります。私はモノクロ版をみましたが、カラー版はみる気が起きませんでした。そうだ、両方みてから書くつもりだったんです(笑)。考えてみるとコーエン兄弟で大当たりがここしばらくない(『ノーカントリー』をはじめ数本未見)のですが、これもつまらなかったです。ビリー・ボブ・ソーントンを無駄遣いしています。ソーントン自身は相変わらずすごいです。彼が出てくるだけで画面が締まります。でもコーエンの映画にははまらない。ウィリアム・メイシーみたいな個性の方がよい気がします。結局シリアスハード路線の成功作は『ブラッド・シンプル』で失敗作の手本が『バートン・フィンク』、ユーモア路線の成功作が『赤ちゃん泥棒』で失敗作が『未来は今』、両方混在の有無を言わさぬマスターピースが『ミラーズ・クロッシング』でしょうか。結局初期3作の素晴らしさにハマッただけとも言えます(汗)。さあ、コーエン兄弟。次はブラピですよ、ブラピ。
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