アカデミー賞授賞式 勝手にほめちゃいます
今年の授賞式の感想を勝手に決めた賞で。
<おいしかったで賞>ヒュー・ジャックマン
ホストのヒュー・ジャックマンは株を上げましたね。古くはボブ・ホープ、最近だとスティーブ・マーティンとか、ビリー・クリスタル、ウーピー・ゴルドバーグなどコメディアンタイプが多かった人選。明るい雰囲気で百戦錬磨の仕切り上手という人材という意味ではなるほどだったのですが、ここ数年は小粒な感じでマンネリな感じがしていました。そういう意味で今回は「あら?」と思わせる人選です。。ちょっとキザな感じはしましたが、さすがトニー賞ウィナー。歌も踊りももちろんですが、舞台映えがします。でも同じ展開ではあきるかもというのも事実で難しいところです。
<歌うまい!で賞>クイーンラティファ
メモリアルで歌ったラティファ。ききほれました!
<意外にやるな賞>アン・ハサウェイ
オープニングで披露した歌声は素晴らしかった!
<あっちゃーで賞>ハイスクールミュージカル組とビヨンセ
こういうところで実力や貫禄って問われます。
<爆賞(笑)>ベン・スティラー
こういうところでマニアックな真似を(あれ、ホアキン・フェニックスですよね)やる度胸!
<やっちまったで賞>メモリアルの市川崑を間違えた
市川崑と三國連太郎の映像を間違えてましたねぇ。推測するに『ビルマの竪琴』(古い方)の安井昌二さんがうつってましたから、そっちの系統でアーカイブを探したら隊長役の三國さんをみつけて出しちゃった感じでしょうか。
<考えちゃったで賞>ジェリー・ルイス
うん、評価が分かれた感じが伝わりました。この人、どうしても偽善という言葉を背負わざるをえないのかなあ。
<グッドスピーチ賞>ショーン・ペン
さすがですよ。ここまでズバっと言えるんですもん。政治的な発言を嫌う上に、ゲイを扱う作品には実は冷たい保守層のアカデミーにあそこまで言えるのはショーンだけでしょう。でも一番ぐっときたのはミッキー・ロークへの賛辞。これ、とってつけじゃないんですよ。だって彼は監督作『プレッジ』でミッキー・ロークをキャスティングしてるんです。だからこそ感じられる愛と重み。ぐっと来ました。
<ナイスな演出で賞>演技賞のプレゼンターが5人
これはよかった。ノミニーそれぞれを過去のウィナーがひとりひとりたたえるというのは素晴らしい。特に女優2部門の方は見事。普通に読んだら歯の浮きそうな台詞に説得力を持たせる女優魂を感じさせました。そりゃあなた、メリル・ストリープを褒められるのはソフィア・ローレンぐらいでしょう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント