『タラデガ・ナイト オーバルの狼』
☆☆1/2 わりときちんと。
ウィリ・フェレルの主演作がこうしてビデオスルーになるのは何本目でしょうか。これも一応週間興収ランクのトップになったことのある作品です。監督が『俺たちニュースキャスター』の人なので、あそこまで緩いのはなあと思っていたのですが、わりときちんと作ってありました。
あっちとの大きな違いは脇役のキャラクターの立たせ方。特にサシャ・バロン・コーエン演じるフランス人ドライバーとジョン・C・ライリー演じるセカンドドライバーには大笑い。ジョン・C・ライリーっていい役者さんですよね。(その上、実は歌がものすごくうまい!) ウィル・フェレルのクセをきちんと受け止める度量のある人たちがいたことで、作品のバランスがものすごくよくなりました。細かいくすぐりもたくさんあり、日本人でも楽しめる内容になっているのではと思います。またNASCARを舞台にしているのですが、びっくりだったのはちゃんとその部分を手抜きせずに描いていること。デジタルエフェクツとかビックリです。
さてウィル・フェレルは再びライリーと義兄弟になるという作品を昨夏全米でヒットさせました。どうなるのでしょうか・・・なんてかいていたら『俺たちステップブラザース〈義兄弟〉』というタイトルでビデオスルー決定・・・(涙)。
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