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2009年1月19日 (月)

訃報:パトリック・マクグーハン

 俳優のパトリック・マクグーハン氏が1/13ロサンゼルスで死去しました。享年80才。死因は明らかにされていません。
 1923年米ニューヨーク生まれ。1950年代半ばから、舞台出演の傍らテレビドラマに出演するようになり、1955年には端役でスクリーン・デビュー。1967年のTVシリーズで、製作、監督、脚本も務めた意欲作『プリズナーNo.6』で高い評価を得ます。また『刑事コロンボ』シリーズの『祝砲の挽歌』で厳格な士官学校校長を演じ、エミー賞コメディ・ドラマ部門の最優秀助演賞を受賞した。この共演がピーター・フォークと親交を結ぶきっかけとなり、その後もコロンボシリーズには5作で出演しています。ピーター・フォークとは互いに信頼し合える親友で、マクグーハンの自伝にはフォークが序文を寄せています。映画では『北極の基地 潜航大作戦』『大陸横断超特急』『アルカトラズからの脱出』『ブレイブハート』『評決のとき』など。また出演を断った方のエピソードがたくさんあることでも有名で、知られるだけでも『007』シリーズのジェームズ・ボンド、『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフ、『ハリー・ポッター』シリーズのダンブルドア役とネームバリューのある役どころを断っています。
 実は『プリズナーNo.6』を録画したまま、まだ未見の私。やはり腰を落ち着けてみなくてはいけませんね。私は何といっても『祝砲の挽歌』の校長と、『スキャナーズ』の博士が印象深いです。特に後者はいかにも彼らしい繊細さとリアリティを映画に持ち込んでいたと思います。
 ご冥福をお祈りします。

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