『ザ・シンプソンズ MOVIE』
☆☆1/2 毒も薄味に?
このアニメーションをはテレビでちらちらとみたことはありました。しかしちゃんとした形でみるのは初めてかもしれません。なるほど、『サウスパーク』よりはまだ口当たりはよいものの、アル・ゴアからシュワ知事などのちょっとしたオチョクリも楽しく、少なくとも子ども向けどころか、それなりの知性を求められる大人向けの作品でした。ではおもしろかったか?と聞かれると正直微妙でした。シンプソンズのバックグラウンドを知っている人の方がきっと楽しめたであろうという意味の他に、やはりこういう作品を長編にする意味はあったのだろうかという疑問はぬぐえません。普通テレビものの映画化は大味になることが多いのですが、これはそこまで目も当てられない状況にはなっていませんでした。それでもオープニングで言い切ってしまっていますが、この作品を長編にすることで、いつもの毒は薄味になっているような気がしてならないのです。
なお私は最初に吹き替え版でみて、そのあと字幕版でみましたが、これや『er緊急救命室』は原語の方に違和感を感じてしまいます。とりあえずwowowはオリジナルメンバーでのオンエアを実現しました。スバラシイ! あの出来事はいったい何だったのでしょう?
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