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2008年11月15日 (土)

こうしてとんでも映画が邦画界に量産される

 20世紀フォックス映画が、邦画を製作・配給するローカルプロダクション事業を本格化させます。米メジャーの配給会社で、すでに邦画制作に関わっているのはワーナーとSPE。特にワーナーは『デスノート』をヒットさせるなど気合いが入っています。ところが黎明期のトワーニ体制の作品(『天使の牙B.T.A.』とか)といい、今度の『252』といい、作品の質としてはかなり「?」がつくものが多いのです。で、フォックスの最初の作品が、ぬわんと映画『サイドウェイ』の日本バージョン。しかもワーナーが日テレと組むなら、フォックスはフジテレビがお相手。チェリン・グラック監督をはじめスタッフはほとんどが外国人だそうだが、主要キャストは全員日本人(小日向文世、生瀬勝久、菊地凛子、鈴木京香)。あらすじは「カリフォルニア州のワイナリーを巡りながら4人の男女が人生を見つめ直していく人間ドラマ」とのことで、オリジナルのまんまらしい。しかしこの作品、誰がみたがるのだろう? そもそもなんで日本人がわざわざカリフォルニアのワイナリーをめぐるんだ?? こうしてまたとんでも映画が邦画で増えてきそうな予感がします。

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