第9回東京フィルメックス結果
第9回東京フィルメックスのコンペティション部門結果。
最優秀作品賞『バシールとワルツを』
審査員特別賞『木のない山』『サバイバル・ソング』
この作品はオスカーでも長編アニメーション部門でリストに入りました。さあノミネートされるでしょうか。
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第9回東京フィルメックスのコンペティション部門結果。
最優秀作品賞『バシールとワルツを』
審査員特別賞『木のない山』『サバイバル・ソング』
この作品はオスカーでも長編アニメーション部門でリストに入りました。さあノミネートされるでしょうか。
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邦題『時計じかけのオレンジ』
正直キューブリック作品ではあまり好きではないのですが、米amazonでセールだったのでついつい。もう最近の決まり文句になっているがワーナー米国盤で日本語字幕収録。今回音声が初めて5.1ch化されているが、キューブリック存命中だったら絶対許さなかったでしょう(オリジナルはモノラル。今回未収録)。画質は劇的な向上とは言えないが、薄皮がむけた感じで、特に色調のバランスがよくなった。とりあえず国内盤でワーナーはしばらく単品発売はしないようなので、欲しい人はこっちで。
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☆☆ 題材は二番煎じ。
邦題からしてもう少しずっこけた感じの安物かと思いきや、これが意外や意外、かなり硬派なブラックコメディでした。このゾンビを笑い飛ばす系としては、『バタリアン』や『ショーン・オブ・ザ・デッド』がありますが、これらがわりとシチュエーションコメディに近い形態だったのに対して、こちらはゾンビという存在はあくまでもスパイズで家族や企業といったアメリカの社会構造を皮肉ったコメディになっていました。(おそらく一番近いのはティム・バートンの『シザーハンズ』かもしれません。) しかし残念ながら今ひとつおもしろくありません。これは演出のテンポによるところが大きいと思うのですが、それ以上に妙な既視感が感じられる題材の二番煎じにあります。つまりゾンビをペットにという設定以外にはまったく新しさがないのです。前述2本がゾンビのパロディとして抜群の冴えをみせたのとは対照的だと言えます。役者陣はみな味のあるメンバーが揃い、中でも両親役の2人、ディラン・ベイカーとキャリー・アン・モスはおもしろかったです。
みずギライもどうかと思いますが、あなたがイメージしている以上のものはありません。
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第33回報知映画賞の結果。
作品賞『おくりびと』
海外作品賞『ダークナイト』
監督賞橋口亮輔『ぐるりのこと。』
主演男優賞堤真一『クライマーズ・ハイ』『容疑者Xの献身』
主演女優賞小泉今日子『グーグーだって猫である』『トウキョウソナタ』
助演男優賞堺雅人『アフタースクール』『クライマーズ・ハイ』『ジャージの二人』
助演女優賞樹木希林『歩いても 歩いても』
新人賞長渕文音『三本木農業高校、馬術部』
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もうこの記事アップしているときは解禁だからいいや!
あの田中登の問題作『丑三つの村』までもDVD化です。暴力描写が理由で成人指定を受けた本作。私が初めてみた成人指定のビデオでもあります。やっぱりショッキングでした。もっと評価されていい作品のはず。たくさんの人にみてほしいです。
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これまた狂気乱舞してしまいました。知る人ぞ知る天使大暴れの宗教ホラーの傑作『ゴッド・アーミー/悪の天使』がDVDになります。私は米国盤のDVDは所有していますが、なんと今回のリリースは劇場版と米国公開版を両バージョン収録するというではありませんか!。ヴィゴ・モーテンセンの快演でそっち方面のファンへの認知度が高くなっていますが、やはりクリストファー・ウォーケンがキモでございます。あとはへっぽこな画質でバンダイが出さないことを祈るのみです。
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やったあ! ついに「世にも不思議なアメージング・ストーリー」の1stシーズンがDVD化です。これ、ビデオショップでバイトしている時分に、すごく好きだったミニシリーズ。とにかくスタッフ・キャストが豪華でした。日本では劇場公開もされているし、テレビでもオンエアされたりしていたのですが、なかなか人気は出ませんでした。しかし買うにはちょっとと思うのも事実で、はっきりいって出来不出来の差が激しいです。レンタルされるとよいのですが。
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大笑いした記事でした。
この記者があげたのは以下の通り。
1位『アラビアのロレンス』
2位『ラスト・オブ・モヒカン』
3位『ジョーズ』
4位『北北西に進路を取れ』
5位『スター・ウォーズ』
6位『ウォー・ゲーム』
7位『バリー・リンドン』
8位『レイダース 失われたアーク<聖櫃>』
9位『第三の男』
10位『ユー・ガット・メール』
そこで私もちょっと思いつくままにあげてみました。なおあげるにあたって自分が劇場でみているものだけにしました。あと上記リストに入っていて私も同意するもの(『スター・ウォーズ』)はハズしました。順不同、あとで思い出すと変わるかもしれません。
○『悪魔のいけにえ』この恐怖は閉鎖空間の方が倍増する。
○『地獄の黙示録』映像オペラのような味わいは小さな画面では無理。同じストラーロが撮影監督の『ラストエンペラー』もそう。
○『シン・レッド・ライン』テレンス・マリック作品はみんな無理。
○『タイタニック』迫力が半減してドラマの甘さだけが鼻につく。
○『2001年宇宙の旅』劇場以外では別物。
○『ヒート』映像というより音が重要な作品。
○『ファンタジア』スクリーンではアートに感じるが、モニターでは商品にしかみえない。
○『ブレードランナー』ビデオで繰り返しみることも必要だが、劇場での鑑賞もそれ以上に必要。
○『未知との遭遇』小さなマザーシップで誰が興奮する?
○『ロード・オブ・ザ・リング』小さいと何が何だかわからない。
最近の作品はそこまでのスケール感を持つものは少ないことを実感します。
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黒澤明が冒涜され続けたここ数年。やっとまともな作業が出てきました。米映画芸術科学アカデミーと角川文化振興財団によりデジタル復元された『羅生門 デジタル完全版』が来週からロードショーされます。聞くところによると今回の復元では旧大映作品を管理する角川映画からマスターポジを借りるだけでなく、東京国立近代美術館フィルムセンターからは上映用プリントを、撮影の宮川一夫氏の遺族からオリジナルネガの断片を借りて、いかにオリジナルに近づけるかに心血を注いだそうです。また音声もかなりレストアされて、スクリプターの野上照代さんは「聞こえづらいと有名だったセリフまでこんなにはっきり聞こえるなんて!」と驚かれたそうです。これでちゃんとした映画館で上映されるのであれば嬉しいのですが、角川シネマ新宿というのが少しがっかり。でもできれば足を運びたいと思っています。
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☆☆ 実話ゆえに先が読める。
WOWOWでオンエアされていたのですが、ザ・ロックことドウェイン・ジョンソン主演、『U2/魂の叫び』のフィル・ジョアノー監督と言うことで、興味がわきました。
青春ドラマとしての作り方は実直です。ただ実話がもとになっているなのですが、その実話というのが足かせになってしまったようで、展開が予定調和に感じられてしまいます。これといった個性もなく、残念ながら平凡な出来になっています。ドウェイン・ジョンソンは悪くありません。しかし周囲の脇役に味がなく、ジョンソンひとりで背負うのは荷が重く感じられました。
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丸の内プラゼールが丸の内ピカデリー3になるそうです。オープンしたときは丸の内松竹で、1999年に今の名前に改称したと思いますが、何か離れているところに3があるのは不思議です。それでいて新館のもうひとつは出戻り。サロンパス ルーブル丸の内が、11月30日で久光製薬との契約が満了することから丸の内ルーブルに戻るそうです。まあ運営母体が違うとはいえ、どうせならピカデリーで揃えちまえというのは乱暴かもしれませんが、ネーミングライツでころころ変わる名前には何の愛着もわきません。
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邦題『ポーラー・エクスプレス』
ロバート・ゼメキスのフルCG作品。作品自体は大したことはなくDVDで所有しているので買うつもりはなかったのだが、今回のウリは何といっても3Dバージョンを同時収録したこと。アイマックスとは違って単純なアナグリフ(前から赤青メガネタイプのもの。アイマックス3Dはメガネに着色はない)なので、あの興奮は味わえないだろうとはわかっていたものの買っちゃいました。赤青メガネが4つ同梱されており(5人家族はどうするんだ?)、それで楽しめるが、やはり色調はよくわからず、その上、画像はかなり暗く感じられてしまうので、これはおまけ程度でしか楽しめない。またフルCGの割にはピクサーのブルーレイほどの高画質という感じがしないのはなぜだろう。音はダイナミックできれいな音場感を味わえる。またまた米国盤ワーナーで字幕どころか吹き替え音声まで収録されている。
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邦題『ポルターガイスト』
トビー・フーパー監督作というより、ILMの視覚効果で記憶されている作品。昨年購入した米国盤DVDと仕様はまったく同じだが、これまたワーナーの米国盤ということで、またまた日本語字幕入り(しかも映像特典にまで)なので購入。日本の売値の半値ですもん。画質については大きな向上という感じではなかったが、音についてはまたグレードアップした感じ。何かを頼むときのついでにどうぞ。
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10月からの日本映画専門チャンネルの目玉が「ゴジラシリーズ全作ハイビジョンオンエア」。我が家はまだSDで受信していますが、それでも色調が鮮やかな感じになっています。で、久しぶりに『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』ささっと再見。あまりのばからしさに呆れました。最初にみた時はTVでしたが、その安っぽい作りと子どもに媚びをうったような作り方はさすがに子どもの私も許せませんでした。ただミニラの放射能吐き特訓にはやはり爆笑。我が家の娘2人も大笑い。やっぱりベビーゴジラではいけません。
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先日もちょっと話題にした『ダークナイト』のサントラをブックオフの中古で。本当は新品を買うつもりだったのだが、いろいろなバージョンが出ていて迷っているうちにこうなってしまいました。ブックオフの商品棚で「かってぇ!」って呼ばれましたもん(笑)。うん、この緊張感はやはりただものではない。
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20世紀フォックス映画が、邦画を製作・配給するローカルプロダクション事業を本格化させます。米メジャーの配給会社で、すでに邦画制作に関わっているのはワーナーとSPE。特にワーナーは『デスノート』をヒットさせるなど気合いが入っています。ところが黎明期のトワーニ体制の作品(『天使の牙B.T.A.』とか)といい、今度の『252』といい、作品の質としてはかなり「?」がつくものが多いのです。で、フォックスの最初の作品が、ぬわんと映画『サイドウェイ』の日本バージョン。しかもワーナーが日テレと組むなら、フォックスはフジテレビがお相手。チェリン・グラック監督をはじめスタッフはほとんどが外国人だそうだが、主要キャストは全員日本人(小日向文世、生瀬勝久、菊地凛子、鈴木京香)。あらすじは「カリフォルニア州のワイナリーを巡りながら4人の男女が人生を見つめ直していく人間ドラマ」とのことで、オリジナルのまんまらしい。しかしこの作品、誰がみたがるのだろう? そもそもなんで日本人がわざわざカリフォルニアのワイナリーをめぐるんだ?? こうしてまたとんでも映画が邦画で増えてきそうな予感がします。
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ちょっとなあ、と思ったニュース。『ダークナイト』の映画音楽が、米アカデミー賞作曲賞のノミネートの資格を失いました。前作『バットマン ビギンズ』に続き、ハンス・ジマーとジェームズ・ニュートン・ハワードが担当した本作ですが、どうも同作の映画音楽情報が記された公式のキューシートに、この2人の他に3名がプロデュースとして記載されていることが原因とのこと。
私の勉強不足なのですが、オスカーのノミネーションに人数制限ってあったんですか? ご存じの方教えてください。
いずれにせよ、あのすんごいスコアをそんな理由で外すとは・・・。本当はやっかみだろ?と邪推したくなってしまいます。
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とうとうジェネオン・エンタテインメントがなくなりそうです。電通の子会社であるジェネオンについて(これ、知りませんでした)電通が、来年2月に一部株式をユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル・エンターテインメントに譲渡することを決定したとのこと。これに伴い、同社の日本法人ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン(UPJ)と合併することで両社が合意しました。比率からいってUPJに吸収されるかと思うのですが、社名は未定だそうです。
パイオニアLDCの頃からを考えると感慨深いものがありますが、とりあえず最近のUPJのひどい仕事ぶりを考えるとあまり喜べない合併相手です。そのあたりの怒りはまた別の機会に。
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☆☆☆ 子ども時代だけでいい。
Rec-Potの空き作りのために未見だったチェン・カイコーの超大作を。考えてみるとチェン・カイコーだの、チャン・イーモウだのの世代の中国映画には題材といい、演出といい、どうしてもそりが合わず、この作品も退屈でした。
しかしながら。それでも子ども時代の場面は見事です。ここの映像設計の美しさと、寓話的な演出の素晴らしさは、並外れた情感を生み出しており、ここだけなら星4つあげてもよいぐらいでした。ところが大人になってからのドラマがあまりにも通俗的。覇王別姫との関連が今ひとつ理解できない私とはいえ、これはないよなという感じでした。一番のミスキャストはコン・リーで、彼女の大根ぶりが大きなマイナスです。
それでも子ども時代の美しさはいつまでも心に残ります。ここだけでもみる価値は充分あります。
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中居正広主演の『私は貝になりたい』がBouz(ボウズ)割引を行うそうです。頭が丸刈りか、頭髪がそれに準じる長さであれば、入場料金が1000円。配給の東宝の提案で割引は観客の自己申告制で、ポスターなどに使用されている中居のビジュアルを基準に劇場側が判断するとのことですが、割引したいがために髪を短くする人はいなそうですし、髪の短い人がこの割引でみる気になるとも思えません。話題作りとしても最低レベル。番宣がらみの出演といい、試写でのタレント動員といい、本当にこういうのが多すぎな上、それがまったく魅力がないという悪循環。
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☆☆ ストイックか、それともただの頑固者か。
もはや映画ファンにとって暗黒の思い出と化しているであろう『クライシス2050』のリチャード・サラフィアンの出世作(すごい紹介だなあ(笑))。どんな作品かと思えば、これがまた妙にストイックなんだか、ただの頑固者なのかがわからない不思議な味わいの作品。ラストのどっしぇー感は先日の『ダーティ・メリー クレイジー・ラリー』に通じるものがあります。で、実は撮影監督がジョン・アロンゾでこれはお見事な仕事ぶりでした。
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『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が脚本家ストのあおりで公開延期になっていましたが、日本公開日が全米公開と同日の2009年7月17日になりました。基本的にずっと同時期公開でしたが、完全な同日はシリーズ初ですね。で、そんな公開延期のあおりをくったのが、109シネマズへのIMAX導入。来年夏に変更となったそうです。まあ、この年末IMAX 作品はなさそうですしねぇ。
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『センター・オブ・ジ・アース』の一館あたりの興収がとてもよいことが話題になっています。やはりこのあたりは3D効果と呼ぶべきところでしょうか。で、その3Dネタ。あのピクサーの『トイ・ストーリー』が3D化されるとのこと。かつて『ナイトメア・ビフォア・クリスマス デジタル3D版』の感じでいくとすると、これはこれで楽しみですね。ただ一番心配なのはこのリバイバルが、2010年6月公開予定の『トイ・ストーリー3』関連で行われること。もともと続編制作は劇場用では行わないというディズニーの不文律(基本的にはビデオスルーのみ)を、そのあまりの面白さゆえに打ち破った『トイ・ストーリー』ですが、それでも本当に3は大丈夫でしょうか。監督は『トイ・ストーリー2』で共同監督を務めたリー・アンクリッチ。みたいようなやめてほしいような・・・。
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『マトリックス』シリーズ3作と『アニマトリックス』をおさめたBOX。7枚組ではあるが、前述の本編4枚のブルーレイと特典ディスク2枚(DVD)と1のデジタル・コピーデータディスクなので実質は6枚組。やはりこれはブルーレイでほしいと思ったので購入。1に関しては画質音質それほど大幅にアップという状況ではないが、2と3は画質はかなりよくなった。なおワーナーの国内盤について。同一仕様のがネブカデネザル号のおまけがついて定価で39800円。3部作の本編のみで14800円。日本ではえらい高額な売り出し金額になっている。米国盤はさすがに良心的な金額設定。本編3本とアニマトリックスの4枚にはすべてに日本語字幕・吹き替えがついて実売7000円である。『ダーティハリー』に続き、米国盤より国内盤を選ぶ理由はネブカデネザル号と特典ディスクの5と6に日本語がないことぐらいである。さらにワーナーの米国盤ブルーレイが日本語字幕が収録されるケースが割とあって、国内盤の発売日にはおいそれと買えない状況になっている。いいのかそれで、ワーナーさん。
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『ジュラシック・パーク』や『タイムライン』などで知られる作家マイケル・クライトン氏が11/4(火)、ロサンゼルスで死去しました。享年66歳。遺族によると、ガンとの闘病生活をおくっていたそうです。
ハーバード大学学士課程卒業後に同大学のハーバード・メディカルスクールを卒業。1965年、ジョン・ラング名義で処女作「殺人グランプリ」を執筆。はじめてマイケル・クライトンの名で出版した『アンドロメダ病原体』がベストセラーとなります。この作品は後にロバート・ワイズが『アンドロメダ…』として映画化。他にも『大列車強盗』『ジュラシック・パーク』『スフィア』『ライジング・サン』『13ウォーリアーズ』などが映画になっています。また1973年、映画『ウエストワールド』で監督デビュー。『ルッカー』『未来警察』などを手がけました。また自分の医学生の経験と知識をもとにテレビドラマ「ER 緊急救命室」では企画と製作総指揮を担当し、ヒットさせています。
正直彼の小説にはまったく魅力を感じなかったのですが、『未来警察』の妙なB級感覚は好きでした。そして何より『ER』の生みの親です。このドラマがなかったら日本のドラマでずっと満足していたかもしれません。
ご冥福をお祈りします。
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トム・クルーズの初主演作にしてアメリカにおける出世作。日本では大した評価はされていないが、何しろ7週間興収トップを独走したほどの大ヒット作。ボブ・シーガーに合わせて踊り狂う名場面も有名。今はなき五反田TOEIシネマで初体験もの(!)として3本立て上映され、結果としてジェニファーの「初体験リッジモントハイ」より大好きな映画に遭遇することが出来た。
で、あっさりブルーレイになったのだが、25周年記念ということでコメンタリーが収録。さらに驚きなのが別エンディングが収録されたこと。これ、作品観を根底からひっくり返すかっこいいシーンで締めくくられてびっくり。思わず声が出ちゃいました。DVDでも味わえなかった5.1ch音声と日本語吹き替えもありがたく、ナイトシーンが多い作品ゆえに、シャープな画調で楽しめる。ファンは絶対に買い!
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もうひとつディズニーの集中オンエアで。ディズニーは各国の吹き替え版に合わせて一部映像を差し替えているのは有名な話。たとえばタイトルの部分(日本語版の場合、日本語表記になる)や国の状況に合わせて変えた方がいいもの(『トイ・ストーリー2』でバズが仲間にウッディを助けようと語ろうとする時の背後が原語版は星条旗だが、日本語版は違う)などが差し替えられます。ところが日本だけ特殊な理由でタイトルごと変わったのが『ノートルダムの鐘』。ヴィクトル・ユーゴーの小説「ノートルダムのせむし男」の映画化ですが、「せむし男」が放送コードにひっかるための措置だそうで。ついでにいうと過去の実写映画化作品もオンエア時にあたり、原作の直訳「ノートルダム・ド・パリ」に変わっています。
で、
まず字幕スーパー版の劇場公開時のタイトルは"THE BELLS OF NOTRE DAME"。これはソフト化された時も同じ。
そして吹き替え版のソフト化時は『ノートルダムの鐘』(吹き替え公開時は未見)。
米国でのタイトルはもちろんそのまんま"THE HUNCHBACK OF NOTRE DAME"。興味があったのはWOWOWが今回のHD放映でどのマスターを使うか。まず音声は現行の吹き替え版だった(ちなみに劇団四季のメンバーがやっている。ステージ版のリハーサルかと笑い話になったが、映画自体の興行が不調で『美女と野獣』や『ライオン・キング』のようにはならなかった。)が・・・、
あら、タイトルは米国バージョンでした。というわけで珍品として我が家のライブラリに追加。こういう細かいバージョン違いで同じ作品なのに数が妙にあるものがあります。
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WOWOWが毎年恒例のディズニー作品集中オンエア。今年はピクサーがずらり。で、上の娘と一緒に『モンスターズ・インク』。初見時にはそれほどの印象はなかった(☆☆☆)のですが、これは子どもと一緒にみると楽しい作品なのかもしれません。またピクサーはタレント系の吹き替えでも比較的ハズレがないことも再認識しました。それよりもHD映像のクオリティの高さにびっくり! サリーの毛の質感とかはSD映像では決して味わえないです。
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東宝東和が来年から金曜日初日を原則実施の方向だそうです。最初の作品は、09年1月9日から公開予定の『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』。『マンマ・ミーア!』1月30日からの金曜日初日です。金曜初日は、昨年の『ロッキー ザ・ファイナル』からで、特にフォックスが積極的ですね。この冬も『地球が静止する日』なんかがそうです。また『ウォーリー』もそうですね。ただ金曜日は一応平日ですよ(笑)。つまり効果があるのはシネコンの夜ということになります。もっとわかりやすくするならば先行上映日を一週前にするのではなく、一日前にするということですね。土曜日初日で横並びにする必要はないと思うし、興収ランキングだって数字の取り方さえ基準があればいいはずです。ただ問題は金曜日初日の効果がどこまであるのか。以前ほど初日にみなきゃ!感がないのはなぜか。そのあたりが重要かと思います。
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☆☆1/2 とりあえず競走シーンはすごい。
『アラビアのロレンス』に続く、大画面でみられるチャンスを待っていた1本。
まず私の勉強不足か、思いっきり一番スタンダードなキリスト生誕のエピソードでスタートするので これ、キリストの話だったのかとビックリ。ベン・ハーとそんなつながりが出てくるの?という程度といえばそうなのですが、聖書観としてはきわめてオーソドックスな物なので、ベン・ハーや登場人物たちがなぜ「赦し」を可能とできるのかのバックボーンとしては、理解しやすいと思います。ただベン・ハーを中心にした周辺でしか話が進みません。もっと謀略とか出てくるのかとイメージしていたので、ドラマに思ったほどの重さがなく、やや肩透かしの感がありました。もっと徹底的にベン・ハーとメッサラの物語を追ってもよい気がしました。あと馬車のシーンはやはり凄いですね。撮影、編集、そしてスタントの神業がみられます。この作品は70ミリ上映用にパナビジョンの65ミリカメラで撮影されていますが、この機材、カメラ本体だけで150キロ近くあり、それにフィルムマガジンや電源などを加えるとなんと700キロ近くになるのです。そりゃ全編構図もフィクス、フィクス、フィクスにならざるを得ませんが、それであのアクションシーンを撮ってしまったわけですから驚き。映画史に残る金字塔になるのも頷けます。でもそこまでは正直退屈だったことも事実です。
(新宿プラザ劇場にて)
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今日から新宿プラザ劇場がラストショーということでさよなら特別上映が始まりました(詳細はこちら)。どのくらい人が来るかなあと思っていたのですが、正直大混雑どころか混雑までもいかないものの、そこそこ人はいたという感じでした。作品によって、また最終日に近づくにつれて変わってくるのかもしれませんが、寂しい感じでした。でもスタッフの人たちはすごくはりきっている感じが伝わってきました。(もっと館内何かで飾ってほしかったなあ)
ちなみに入場者には特製のクリアファイルとリーフレットが無料で配布されていました。
私がここで鑑賞したもの
『里見八犬伝』
『子猫物語』
『ドラキュラ』
『トゥルー・ライズ』
『スピード』
『ダイ・ハード3』
『ダイ・ハード4.0』
新宿プラザ劇場といえばD150なのですが、きちんとした形でのこの上映方式は私は体験できませんでした。むしろ私にとってはドルビーデジタルを初めて体験した映画館として忘れることはないと思います。残念ながら有楽座や日本劇場とチェーンを組んでいたのでそちらに足を運ぶことが多かったこと、そしてデジタル音響が一般的になってきてサウンドデザインの方向性が違う作品が増えたことで足がすっかり遠のいてしまいました。
今日はアナログ作品だったわけですが、やはりアナログだと響き方が違いますね。そう、フロント全部でなる。館全体でならす。なんかミクロス・ローザの序曲がながれた途端、リアの響き方は昔はこうだったよなあと、久しく味わっていなかったやさしいアナログの響きに涙ぐんでしまいました。
でもこれで東宝系の映画館で1000席オーバーは絶滅。都内でも、というか全国的にもいよいよ新宿ミラノ1だけになってしまいました。
本当に今までありがとうございました。
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