« 『イントゥ・ザ・ワイルド』 | トップページ | 俳優ショーン・ペンをたたえる »

2008年10月27日 (月)

「荒野へ」

Nointo  『イントゥ・ザ・ワイルド』の原作となったジョン・クラカワーのルポ。この事件は何となく知っていて、日本で翻訳本が刊行された頃に読んだ。ここまで詳細に事実を調べていることも驚いたけれど、それよりもクリストファー・マッカンドレスが残した足跡が、これほど人々に記憶されていることに驚いた覚えがある。映画がおもしろかったけど未読という人は絶対に読むべきだし、読んでいるけど映画は未見という人はすぐに映画館に行くべきです。
 余談だが、私はさすがに放浪はできなかったけれど、大学時代が精神的にさまよっていた頃で、今まで知らなかった世界に足をたくさん踏み入れた時代だった。私が映画のビンス・ボーンに涙してしまったのは、それが泣けるシーンだったからではなく、彼に夜勤バイト時代の先輩がだぶったからだ。未読未見でそういう感覚わかる人は、すぐにみて読むべし(先に映画をみることをオススメする)。

|

« 『イントゥ・ザ・ワイルド』 | トップページ | 俳優ショーン・ペンをたたえる »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「荒野へ」:

« 『イントゥ・ザ・ワイルド』 | トップページ | 俳優ショーン・ペンをたたえる »