『アイアンマン』
☆☆☆ 全国の男子よ、映画館へ!
おもしろかった! いやあスカッとしました。
話の作り方はヒーロー物の王道です。ただこの映画が抜群によいのが、このスターク社長というキャラにピカレスクロマン的な魅力が兼ね備えられていること。いや、あのやりたい放題ぶりがサマになっているのはロバート・ダウニーJr.の役割が大きいと思います。拉致、脱出、そしてヒーローへとなりますが、あのD.I.Y.な感じが、ロボット合体物に憧れていた世代にはどんぴしゃりだと思います(しかも決して描写が安っぽくなっていない)。役者陣は適材適所で、話をぐっと締めています。中でもジェフ・ブリッジスとグウィネス・パルトロウ、そしてショーン・トーブは抜群でした。やや冗長であることや最後の市街地バトルがもうひとつ盛り上がらないなどの点はありますが、いやいやここまでノリノリで最後までみさせてもらえれば充分満足です。全国の男子よ、映画館へ!という感じです。逆にこの映画が日本でヒットしなかったら(事実かなり苦戦している)。秋まで塩漬けにしたSPEの関係者、罪は大きいですぞ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント