デビッド・マメットだったのね
WOWOWでオンエアしている「ザ・ユニット3米軍極秘部隊」。先日たまたまつけていてみていたら、なんとクリエイターがデビッド・マメットだったのですね。それはおもしろいはずですよ。俄然みる気が起きてきました。でもそうでなくても『バトルスター・ギャラクティカ』がたまっているのになあ。時間が本当にほしいです。
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WOWOWでオンエアしている「ザ・ユニット3米軍極秘部隊」。先日たまたまつけていてみていたら、なんとクリエイターがデビッド・マメットだったのですね。それはおもしろいはずですよ。俄然みる気が起きてきました。でもそうでなくても『バトルスター・ギャラクティカ』がたまっているのになあ。時間が本当にほしいです。
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ここ最近のリメイクによる黒澤明への冒涜も、まあ百歩譲って目をつむっている。しかしこれはゆるさん!
<ニュース抜粋>
草なぎ剛が2009年9月公開の超大作時代劇映画「BALLAD-名もなき恋のうた-」に主演することが6日、発表された。原案がアニメ映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」という変わり種。「三丁目の夕日」で日本を泣かせた山崎貴監督がメガホンを取り、新垣結衣がヒロインを演じる超強力布陣。20億円の製作費で戦国時代の風景をよみがえらせるなど、何もかも型破りな時代劇になりそうだ。
ぜったいゆるさん! いい作品になっても許さないが、失敗作になったら山崎貴は2度と映画をとってほしくない。
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(前日より続く)
でもペンのすごさにあらためて驚嘆したのは東京ファンタでみた『インディアン・ランナー』でした。来日したときに本物を間近で見ることが出来ましたが本当にしびれました。それ以上に彼の処女作の素晴らしさにも驚かされました。ヴィゴ・モーテンセンとデビッド・モースの出世作としても知られるこの作品は、家族の絆と生きることの厳しさをしっかりとみつめた作品でした。中でも父親を演じたチャールズ・ブロンソンが最後にかけた電話のシーンに涙ナミダ。音楽の使い方も見事で、この作品でザ・バンドのすごさに気づかされたのでした。
2作目の『クロッシング・ガード』は「許し」について描かれたジャック・ニコルソン主演作。前作とは違う苦味があるドラマでした。派手さはなく淡々とドラマは進んでいくが、そこに静かに登場人物の心の中が浮かび上がってきます。ずっと重苦しい展開が続きますが、あの墓地でのラストシーンで私は大泣き。神々しささえ感じられた場面でした。
3作目の『プレッジ』はいよいよペンの演出が成熟してきてました。ニコルソンの演技も見事で、個人的にはこれがあったから『アバウト・シュミット』の役が演じられたのではと思っています。あまりに救いのないオチに賛否両論でしたが、でもあの幕切れ、ひとりぼっちのニコルソンには胸を打たれました。
そして『イントゥ・ザ・ワイルド』。本当にショーン・ペンのファンでいてよかった。監督作全部を映画館でみていることは、私のささやかな誇りです。
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『イントゥ・ザ・ワイルド』の興奮が冷めやらず。ちょっとペンについて書こうと思います。このページに書いてあるとおり、私にとってショーン・ペンは、男優陣の中でも別格です。デビュー作の『タップス』を映画館でみているのですが、その時はそれほど印象には残りませんでした。しかし『初体験リッジモントハイ』(これにはジェニファー・ジェイソン・リーも出ているのですが、ただ単に地方では併映作が『遊星からの物体X』だったのでみた)のサーファー野郎は強烈な印象を残しました。おもしろすぎる! それから彼の作品をみるようになります。俳優ショーン・ペンはすごいです。
絶対みるべき俳優ペンの演技9本
『カジュアリティーズ』本当に殺されるかと思った、あの視線
『ステート・オブ・グレーズ』涙の告白、最後の決闘、渋すぎです
『カリートの道』人間の狡猾さ、ここに凝縮
『デッドマン・ウォーキング』愚かだけど愛おしい人間の姿
『シン・レッド・ライン』複雑な役柄をリアルに体現するのはさすが!
『ギター弾きの恋』ウディ・アレンの寓話を体現できる技量
『アイ・アム・サム』君は演技で顔から地面に転べるか!
『21グラム』ペンじゃなければこの映画どうなってたか
『ミスティック・リバー』ペンが演じた深い闇
この中でみていない作品があったらすぐにチェックです!
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『イントゥ・ザ・ワイルド』の原作となったジョン・クラカワーのルポ。この事件は何となく知っていて、日本で翻訳本が刊行された頃に読んだ。ここまで詳細に事実を調べていることも驚いたけれど、それよりもクリストファー・マッカンドレスが残した足跡が、これほど人々に記憶されていることに驚いた覚えがある。映画がおもしろかったけど未読という人は絶対に読むべきだし、読んでいるけど映画は未見という人はすぐに映画館に行くべきです。
余談だが、私はさすがに放浪はできなかったけれど、大学時代が精神的にさまよっていた頃で、今まで知らなかった世界に足をたくさん踏み入れた時代だった。私が映画のビンス・ボーンに涙してしまったのは、それが泣けるシーンだったからではなく、彼に夜勤バイト時代の先輩がだぶったからだ。未読未見でそういう感覚わかる人は、すぐにみて読むべし(先に映画をみることをオススメする)。
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☆☆☆1/2 演出家ペン、絶妙の立ち位置。
ショーン・ペン待望の長編監督第4作は、あのジョン・クラカワーの大ベストセラーノンフィクション『荒野にて』が原作。しかも音楽にはパール・ジャムのエディ・ベダーまで関わっているときいて、ずっとずっと待ち焦がれていました。そしてこの作品は彼らしい無骨ではあるけれど、一本筋の通った秀作になっていました。
まず演出家ショーン・ペンの立ち位置が絶妙のバランスにあること。原作を読んでいる方はわかると思いますが、この映画はクラカワーが主人公をみつめる視点とは違っています。ペンは今までの彼の監督作らしく、人生の歓びや哀しみを家族という尺度でとらえています。意外なことにペンはその生き方を手放しでは褒めないのです。このあたりは妹のモノローグによく出ていますし、周囲の登場人物の生き方もひとつの人生としてきちんと並行させていることからもよくわかります。ペンが人生の尺度を複眼的にとらえられるからでしょう。男はどこかにクリスである部分があります。そして何かしらのきっかけでクリスの持つ純粋さと引き替えに、自分の人生を何か犠牲にする部分が出てきます。それが大人になるということです。ペンは青春の輝きをノスタルジーではなく、等身大の人物として描きます。無謀さゆえに尊い経験をして学んだであろうその短い時間は誰からも批判されるものではないと、あたたかい眼差しを向けています。あのエンディングは命は落としてしまったのだけれど、彼が「幸せ」というものを実感することのできる大人になった姿だと感じました。
そして役者陣が素晴らしい。特に脇を固めるキャスティングが絶妙で、それぞれが主人公クリスが人生を考える上での重要な視点になっています。中でもヒッピーカップルの女性を演じたキャスリーン・キーナーと、穀物農家を演じたビンス・ボーン、そしてオスカーにもノミネートされたハル・ホルブルックの3人は素晴らしい演技をみせます。ハル・ホルブルックにいたっては、彼が登場するエピソードはごく短時間にもかかわらず、その年輪を感じさせる表情からにじみでる人生には心揺さぶられました。音楽も素晴らしく、ベダーの曲も見事でした。またサウンドデザインが見事で、こういう自然状況が過酷なロケーション中心の世界をきちんと描出しているのはさすがだと思います。
ショーン・ペンでしか作れないこの作品は原作と幸せな出会いを果たしています。なによりクリスが喜んでいるような気がしてならないのです。「幸せはそれを誰かとわかちあうこと」であるならば、君の人生の輝きをペンは人々とわかちあう機会をくれたのですから。
(109シネマズ川崎10にて)
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全然重要ではないのだけれど毎年記録だけはするのがこのブログの使命です(笑)。第21回東京国際映画祭の結果。
【コンペティション部門】
東京サクラグランプリ:『トルパン』
審査委員特別賞:『アンナと過ごした4日間』
最優秀監督賞:セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督『トルパン』
最優秀男優賞:ヴァンサン・カッセル『パブリック・エナミー・ナンバー1(Part1&2)』
最優秀女優賞:フェリシテ・ウワシー『がんばればいいこともある』
最優秀芸術貢献賞:『がんばればいいこともある』
観客賞:『ブタがいた教室』
【アジアの風部門】
最優秀アジア映画賞:『私のマーロンとブランド』
スペシャル・メンション:
『陽もまた昇る』
『ムアラフ-改心』
『生きていく日々』
【日本映画・ある視点部門】
作品賞:『buy a suit』
特別賞:岸部一徳
【TOYOTA Earth Grand Prix】
TOYOTA Earth Grand Prix:『フェデリコ親父とサクラの木』
審査員賞:『ブタがいた教室』
特別賞:『ミーアキャット』
黒澤明賞
ニキータ・ミハルコフ監督
チェン・カイコー監督
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☆☆☆ 素朴な疑問で突っ走る。
マイケル・ムーアの新作は、ここ数作ではみられなかった彼らしい切り口で作られた意欲作になっていました。国民皆保険のないアメリカの現状は『ジョンQ』でもとりあげられていましたが、金持ちだけがさらに富んでいる状況をどう思うのでしょうか。さらに現在後期医療制度でさまざまな意見が出ている日本はどうなんだという意味でも、公開が1年はやかったかもしれません。ただマイケル・ムーアの限界も垣間見えて、確かにヨーロッパのライフスタイルは素晴らしいのですが、その分税金に関わる部分の負担も大きいのは自明の理で、そのあたりの突っ込みは観光客レベルでしか行っていません。むしろすべてをお金で換算する現状に異を唱えるのであれば、ヨーロッパの福祉制度をかいつまんでしか説明しなかった部分は不要で、なぜアメリカでは国民皆保険が定着しなかったかを後半にもってくるべきだったでしょう。そしてそっちに突撃をすべきでした。
ドキュメンタリーとして奥は深くありませんが『ロジャー&ミー』のような素朴な疑問で突っ走る面白さがあります。そしてエンターテイメントとしても楽しめる仕上がりになっています。
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とある映画系の雑誌に2ヶ月続けて名前が載ってしまいました。かつて10代の頃に「ぴあ」や「シティロード」に載ったときには単純に嬉しかったが、さすがにこの年齢では嬉しくも何ともないです。のりたくてのったわけじゃないし。なので私の名前を見つけても特に報告しないでください。余計に気が滅入ります(笑)。
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前回の来日公演でのセットリストで作ったプレイリストをiPodで再生しながら、昨夜とんぼ返りで新幹線で帰ってきました。一夜明けて少しだけ頭を冷やして。
求めていたものが大きかっただけに少しだけ期待はずれであったのは事実です。でも今回のライブがレベルが高いものであったことは紛れもない事実でした。音楽だけでこれほどの空間を生み出せるバンドは、そうそうお目にかかれるものではありません。実際昨日も、そこにいられる幸せを実感した瞬間が何度もありました。これがあるからやっぱり次に来日したらまた行きたいと思ってしまいます。彼らの今回のアルバムを私は評価しています。そしてこれらの曲が、そのうち彼らのツアーで魔法の時間になるのも、そう遠くはないと思います。シガー・ロスのライブに足を運べた人はその幸運を感謝しましょう。彼らを知っている人はその存在が生まれた奇跡に感謝しましょう。そして私は1日の仕事を終えて()"untitled"に耳を傾けるのです。
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終わりました。19時15分頃から21時過ぎまで約2時間。素晴らしいライブではありましたが、正直なところ前回のライブほどの感銘はありませんでした。まあ前回は凄すぎたのです。なにしろあれだけのバンドがZeppですもん。もう何もかも圧倒されて打ちのめされた人生でも3本の指に入るようなライブでしたから。以下雑感。
・ライブバンドの実力はさすが。
もうこれはさすがです。彼らのすごさはあのCDで聴かせるサウンドをライブでさらにすごく聴かせることにあります。これだけの音の世界はそうそう味わえる物ではありません。
・ヨンシーの声が辛そう
咳き込む様子が時々見られました。この日以降3公演あるだけに心配です。
・会場がそぐわない。
音はよかったと思います。会場の愛知県芸術劇場大ホールはおそらくクラシックや演劇には向いていると思うのですが、知る人ぞ知るシガー・ロスがライブで作り出す爆音向けではなく、特にドラムなどはかなりPAで抑えた感じになっていました。またアコースティックとエロクトリックが混在するバンドサウンドという意味でもシガー・ロスのライブ向けではなかったと思います。
・バンドの構成
今回はアミーナがいませんでした。うーん、個人的な意見としてはあのイメージが強かっただけにちょっと残念。
・曲目
ここが一番ポイントでした。今回の最新アルバム「残響」は彼らにとって大きなターニングポイントになるのですが、その曲の組み合わせ方はやはり難しいのだろうなあと感じた次第。今までがわりと同じ世界観の上で構築されていて、すんなりと組み合わせられるものだっただけに、今回のライブでは並べ方が難しいんでしょう。わりと一般的にはニューアルバムのツアーの時に最初にそのニューアルバムの曲を並べて、後半には馴染みの曲というケースが多いと思うのですが、そうしなかったのはなぜなのか。ひょっとしてツアー後半になるとがらっとセットリストが変わるのかもしれません。
SIGUR ROS Japan Tour 2008.10.22@愛知県芸術劇場大ホール
※後日セットリストがわかった時点でここにアップします。
整理して続きは明日。
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というわけで名古屋です。考えてみると前回の名古屋もシガー・ロスのZepp名古屋公演の時でした。今回も東京での2公演のチケット争奪戦に破れ、名古屋に遠征した次第です。それにしても住んでいた頃とは様子が全然違います。名駅前なんか、ますますすごいことになっていますね。さてまずは腹ごしらえ!
<いば昇>☆☆☆
ひつまぶしの老舗。あまりにもこぢんまりとした店構えでなかなか見つかりませんでした。蒲焼き自体がよい加減で、皮はパリパリ、中はふんわり。あっという間におひつは空っぽでした。
さあ、いよいよ公演ですです。
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なんだかんだとこれは買いました。今回は柳家喬太郎師の「時そば」と五街道雲助師の「芝浜」。両方ともさすがな感じで、特に喬太郎師の「時そば」はいかにも師さんらしい味がよく出ていました。個人的には創刊号よりこちらのほうを初心者の方にはオススメします。
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いよいよ今週はシガー・ロスの来日ライブ。そういや、このDVDのインプレッションを書いていなかったので、再見をかねて。シガー・ロス初の映像作品であり、アイスランド・ツアーを記録したドキュメンタリーフィルム。なのだが正直ちょっと求めていたものとは違う。確かに映像と音との相乗効果で悪い作品ではないのだが、音楽だけで充分なはずなのに余計なイメージショットが多く、ひどい時には演奏時にインタビューまでインサートされる。やっぱりきちんと演奏の様子をみたかった。音にはさすがのこだわりがあって生音がかちっと収録されている。ファンは買いだが、そうでない人の入り口としてはオススメしません。
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「AFI's 100 Yaers...100 Movies」。最後の1つを忘れていました。最後はepic。大河ドラマといった感じでしょうか。
1:『アラビアのロレンス』LAWRENCE OF ARABIA
☆☆☆
2:『ベン・ハー』BEN-HUR
未見
3:『シンドラーのリスト』SCHINDLER'S LIST
☆☆☆1/2
4:『風と共に去りぬ』GONE WITH THE WIND
未見
5:『スパルタカス』SPARTACUS
未見
6:『タイタニック』TITANIC
☆☆☆☆
7:『西部戦線異状なし』ALL QUIET ON THE WESTERN FRONT
未見
8:『プライベート・ライアン』SAVING PRIVATE RYAN
☆☆☆1/2
9:『レッズ』REDS
☆☆☆☆
10:『十戒』THE TEN COMMANDMENTS
未見
まあ、妥当な作品が並んだ気がします。しかし上映時間の長い作品ばかりです(笑)。いよいよ『ベン・ハー』をみる日がやってきます。
入れるべき作品:『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』
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☆☆☆ ハードボイルドはかくあるべき。
ジョン・カサベテス監督作ではもっとも知名度がある作品かもしれません。『レオン』の原型とも言われていますし、また後年あのシドニー・ルメットがリメイクしたことでも知られています。しかしこれはワンアンドオンリーですね。『レオン』なんかよりずっといい。ハードボイルドとはかくあるべきで、甘っちょろい感傷がない。その中でぐっとこらえていた気持ちが揺れるから観客の気持ちも揺れます。そういった意味でインディペンデントらしいオールロケーションの映像と、技巧に走らないカッティングが大きな効果を上げています。ジーナ・ローランズが見事ですね。歩き方にまで生き様が感じられる役作りです。その不器用な愛情表現にも説得力があり、最後の組織幹部との会話の場面などは唸ります。
ぜひぜひ未見の方はどうぞ。インディペンデントがインディペンデントである意味がわかります。メジャースタジオ資本で作るかどうかが問題なのではなく、精神の問題なのです。
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☆☆1/2 少しだけ小気味よく。
『オーシャンズ11』がそれほど好きでもなく、『12』は未見。何となくWOWOWを適当につけていたらみちゃいましたが、意外にいけました。いや、あくまでも予想よりはの範疇ではあるのですが。
知恵比べとしてはプロットが杜撰すぎますし、サスペンスは相変わらず足らない。偶然に頼りすぎな上に突っ込みどころ満載。ただし女性キャストが味方にいなくなったことと、おふざけ感が希薄になったことで、作風が締まって小気味よい感じになりました。キャスト同士のつながりも信頼した上でベタベタせずに行動する様が頼もしさが格好良さになっています。アル・パチーノのふてぶてしさには余裕すら感じられ、アンディ・ガルシアも一筋縄ではいかないくせ者を楽しそうに演じています。
こういうノリならギリギリ許せます。しかしオールスタームービーとしては華に欠けるるゆえ、何かしらのテコ入れが必要でしょうね。
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今年もまだ数ヶ月ありますが、東宝が9月時点で年間興収の歴代新記録を樹立しました。9ヶ月の累計興収が600億1043万1011円を記録したもので、これまでの年間記録は昨年の595億1067万8625円。ちなみにこの中にはこの秋の稼ぎ頭になりそうな『容疑者Xの献身』は含まれていません。もうびっくりするような成績です。会社全体の収益でだけでなく、映画でここまで差がつくとは。東宝は今年出すもの出すもの、みんな当たっている感じがしますもん。でも。寡占は絶対によくないんです。少なくとも興行に関しては絶対にいいことがない。他社さんももう少しがんばりましょう。
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☆☆☆ 全国の男子よ、映画館へ!
おもしろかった! いやあスカッとしました。
話の作り方はヒーロー物の王道です。ただこの映画が抜群によいのが、このスターク社長というキャラにピカレスクロマン的な魅力が兼ね備えられていること。いや、あのやりたい放題ぶりがサマになっているのはロバート・ダウニーJr.の役割が大きいと思います。拉致、脱出、そしてヒーローへとなりますが、あのD.I.Y.な感じが、ロボット合体物に憧れていた世代にはどんぴしゃりだと思います(しかも決して描写が安っぽくなっていない)。役者陣は適材適所で、話をぐっと締めています。中でもジェフ・ブリッジスとグウィネス・パルトロウ、そしてショーン・トーブは抜群でした。やや冗長であることや最後の市街地バトルがもうひとつ盛り上がらないなどの点はありますが、いやいやここまでノリノリで最後までみさせてもらえれば充分満足です。全国の男子よ、映画館へ!という感じです。逆にこの映画が日本でヒットしなかったら(事実かなり苦戦している)。秋まで塩漬けにしたSPEの関係者、罪は大きいですぞ。
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☆☆1/2 訓練シーンだけでよかったかも。
『ナイトウォッチ』でブレイクしたティムール・ベクマンベトフ監督の新作は、ハリウッド的なセンスとはひと味違う、でも所詮こぢんまりした『マトリックス』といった感じでした。ただアンジェリーナ・ジョリーのSキャラと、ジェームズ・マカヴォイのMキャラがとてもよく、この2人の訓練シーンは爆笑物です。ただし逆に言うとそれだけで、他のシークエンスが映像的には斬新であるもののそれが効果的かとなると疑問符がつく状況が端的に問題点を表しています。モーガン・フリーマンのキャラなどどうでもいい程度で、人の命の描き方自体が物語の破綻にもつながっているというメタメタぶりです。日頃アンジェリーナ・ジョリーに蹴りをいれてもらいたいと願っている人は、きっと前半で元をとった感じがするのでオススメですが、きちんとしたアクションサスペンスを求めている人には期待はずれの1本でしょう。もしパート2ができるならシャイア・ラブーフで。そして『トランスフォーマー2』はジェームズ・マカヴォイで。
(109シネマズMM横浜3にて)
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俳優の峰岸徹さんが、9/11に肺がんのため都内の病院で死去しました。享年65歳。今年の春先に肺にがんが発見され療養生活を送っていたそうです。
1943年7月17日、東京都生まれ。本名は峰岸知夫。1961年、日大芸術学部在学中に渡辺プロ入りし、1962年『高校生と女教師・非情の青春』でデビュー。俳優座養成所、文学座研究生を経て、大映と契約しました。芸名も峰健二、峰岸隆之介と変え、1975年から峰岸徹になります。大林宣彦作品の常連で、他にもTVでは「高校教師」の父親役が知られています。遺作はその大林作品『その日のまえに』。
私も初めてみたのは大林作品『ねらわれた学園』の魔王子役でしょうか。それから『ゴジラVSビオランテ』の自衛隊員役もおもしろかったです。岡田有希子さんとのことは・・・。うん、いわないでおきましょう。ご冥福をお祈りします。
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☆☆ ロドリゲス印。
ロバート・ロドリゲスの人気シリーズ第1作をようやくきちんとした形でみました。話もロドリゲス。顔ぶれもいつもの(というかここがスタートになっている人もいるかな)ロドリゲス組でニヤニヤ。話はきわめてオーソドックスにできていて、スパイ物のパロディであり、ファミリーピクチャーの王道でもあります。ただいかんせんプロダクションデザインのセンスがなくて、ここでものすごく損をしています。みんなでわいわいがやがやいいながらみるのにはいいとおもいますが、それ以上でもそれ以下でもありません。
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☆☆☆ むせかえるようなじめじめ感。
緒形拳さんの追悼でやっていました。実はビデオ時代にあまりの画質の悪さに挫折したことが2度。3度目の正直でチャレンジしましたが、これはきちんとしたフィルム、もしくはせめて今回のようにそれに近いHD環境でみないとだめな作品でした。とにかくそのむせかえるような日本独特のじめじめとした息苦しさが画面から充満します。あの夕暮れ時の路地。『ALWAYS 三丁目の夕日』の映画としての嘘くささはここにあります。日本家屋独特のライティングとその色温度は昨今の邦画ではみられなくなりました。姫田真差久のカメラといえば伊藤俊也監督の『誘拐報道』が思い起こされました。この映画では彼の画像設計が見事です。演技陣がみな強烈で中でも三國連太郎と倍賞美津子の2人は強い印象を残します。今村昌平のフィルモグライフィの中でも突出したこの作品、ぜひフィルムか、それに該当する環境で。
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ついにエヴァンゲリオン劇場版再映画化シリーズの第2弾が動き始めました。来年の夏だそうです。引っ張りますねぇ。
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TVKがチバテレビの「浅草お茶の間寄席」をオンエアしなくなりました。おのれぇ! とにかく誰でもいいからテレビショッピングの時間制限を法律できめてくれい!
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たまには競馬の話。秋のG1がスタートしました。昨年から今年にかけて私はかなり予想の狙いがずれていて(特に春のG1シーズンはここ数年になく絶不調だった)、全然買っていませんでした。きっとそれはあのフジテレビの中継がひどいことになったのにも関係があると私は思っているのですが(ほしのあきはまだ許せるが、川合俊一が司会のくせに自分の馬券の当たり外れにしか興味がない状況には許せんものがあります)、でも一番の理由は好きな馬があまりいなくなったことにも関係があるかと。真面目に条件戦や特別戦をみなくなりましたし。
そんな私でも今回のスプリンターズSは嬉しかったです。いや、騎手の上村くんもめでたいのですが、橋口弘次郎調教師の馬が勝ったことの方がめでたいです。そうですよ、上村くんはすっかり美談の主になりましたが、救いの手をさしのべたは橋口先生だということを忘れてはいけません。なにしろ上村くんは、あのサイレンススズカを降ろされた男です。神戸新聞杯でのゴール前油断して追うことをやめて2着に負けたことに橋田調教師(あの温厚な、ですよ)の怒りたるやすさまじく、この出来事でもわかるようにそもそも上村君自身がピクサーの『カーズ』のライトニング・マックイーンみたいな人生を歩んでたのですから。
それにしても橋口先生は本当に男!です。ずっと暗いウワサをひきずっていた大崎騎手にレッツゴーターキンで秋の天皇賞を勝たせたり(でもツインクルブライドで桜花賞2着は痛恨でしょ)、ロゼカラーからをはじめとする通称「薔薇一族」をしっかり活躍させたり。橋口先生は正直でコメントにも馬の調子についての見解がちょっと出ちゃうんです。私はハーツクライが大好きでした。だからジャパンカップの直前に喉なりの兆候が悪化していることをコメントしたことには、ショックだったけれど嬉しかった。今回もカノヤザクラよりもスリープレスナイトの方が状態が上だと、吐露しちゃってましたね。G1で2着が多いのも、そんな正直な生き様が出ているような気がします。
久しぶりに橋口厩舎の応援馬券から買い始めてみようかと思いました。
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俳優の緒形拳さんが、9/5に肝臓がんでなくなりました。享年71歳。先月19日にはエプソンの「カラリオ・プリンタ」シリーズの新商品発表会に竹内結子とともに出席。30日にもフジテレビの連続ドラマ「風のガーデン」のクランク・アップ会見に出席し元気な姿を見せていたばかりでした。
1937年7月20日、東京都出身。都立竹早高校卒業後、58年に劇団「新国劇」に入団し、辰巳柳太郎に師事。60年にドラマ「遠い一つの道」でボクサー役に抜擢され、同年、その映画化で銀幕デビュー。さらに1965年にNHK大河ドラマ「太閤記」の豊臣秀吉役で注目を集めます。1968年、新国劇を退団しフリーとなってからは、テレビに映画にと精力的に出演します。1978年、野村芳太郎監督作品『鬼畜』でその年の男優賞を総なめにした後、1979年には『復讐するは我にあり』で今村昌平とコンビを組みます。このコンビは後に『ええじゃないか』(1981)、『楢山節考』(1983)、『女衒ZEGEN』(1987)と続き、中でも『楢山節考』はカンヌ映画祭でパルムドールを受賞しました。さらに海外作品にも数多く出演し、残念ながら今でも未公開になっているポール・シュレイダー監督の『MISHIMA』、ピーター・グリーナウェイ監督『ピーター・グリーナウェイの枕草子』などがあります。映画の遺作は『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』でした。
この人は80年代の文芸大作にがんがんかり出されていた時期があり、濡れ場ばかりしていた印象があるほどでしたが、実はこの人の真骨頂はその演技の軽みにあるのではと思いました。たとえば岡本喜八の『大誘拐』、そして深作欣二の『火宅の人』、そして佐藤純弥の『社葬』。もちろん『MISHIMA』、『魚影の群れ』のような狂気も凄いのですが。しかしフィルモグラフィをみると何でも出ているとあらためて実感。
ご冥福をお祈りします。
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デアゴスティーニから『隔週刊 落語百選DVDコレクション』が創刊されました。実はこのブログで地方版が先行リリースされたことを知っていたので、楽しみにしていました。収録予定のネタは定番、演者も達者な方が揃っているので嬉しいのですが、デアゴスティーニの最大の欠点は全巻揃えるとかなりの出費になる点。これ、50巻行く予定だそうですが、そうすると\80000近くするのです。はっきりいって冊子の中身は今ひとつだし。うーん、正直どうかなあ。定期購読は迷うところです。第1巻は古今亭菊之丞師匠の「子ほめ」と、入船亭扇辰師匠の「目黒のさんま」。いや、お二人とも中堅どころとして一定の評価を得ている方ですが、正直このネタはないだろうという感じ。特に菊之丞師匠のはよりによって前座話ですもんね。いや、名手による本寸法の前座話なんて普段の寄席では滅多にきくことはないわけですから、それはそれで豪勢だという考え方もあるのかもしれませんが。でも初心者向けに基本ネタをずらっと揃えるよりもこの人のこれ!っていうベストヒット集の方が発想としてはニーズがあると思いますがいかがでしょうか。とりあえず創刊号が安いので買っちゃいましょう。
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☆☆1/2 クールなラストにしびれる。
『グラインドハウス』がWOWOWでオンエアされるので、その関連作として70'sのカーアクションが2本HDで登場。その1本目です。そういやその昔、テレビの洋画劇場で何度も予告編をみた気がするこの作品。実はソフト化もついこの間だったのですね。とてもシンプルな追っかけこ映画で、余計な描写がないわりには車が壊れるとちゃんと修理したり、カーチェイスでがんがん行くくせに死者が出なかったりと、なんかニヤリとさせられます。男2人と女1人の描写はいかにも70年代らしいタッチですね。ビック・モローがよい重しになっています。それにしてもあのラストには驚きますね。私は知っていたのですが、それでも驚きます。そしてそのクールさにはしびれるものがありました。やっぱりマイケル・ベイのカーチェイスは間違ってることを実感します。
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☆☆☆ ギャンブル、人生、その選択肢のほろ苦さ。
『ラッキー・ユー』が今ひとつだったので、こっちが気になってみましたが、これは意外な拾い物でした。まずギャンブル物として、ギャンブルが持つ摩訶不思議な魅力をきちんととらえていること。エキサイティングではありながら怖い一面があり、それを自分と向き合いながらどうコントロールするか。そんなギャンブルへの考え方を人生観として4人のキャラクター(マット・デイモン、エドワード・ノートン、ジョン・タトゥーロ、ジョン・マルコビッチ)で描き出したのはうまいと思います。最後の手札がそれほど大きなものではないストレートというのもいいですね。また人生の選択肢の中で悩む青春ものとしてのおもしろさもあります。マーティン・ランドー演じる判事が語る自身の人生の選択が主人公の考え方を見つめ直すキッカケになる件は実に味があり、結局人生の選択は自分に責任があることをきちんとおさえていることが、彼のポーカーに対する思いがただの金儲けではないことを実感させ、この映画のホロ苦い味をうみ出しています。マット・デイモンは受けのキャラクターなので見せ場はありませんが、彼らしい実直な感じが良く出ています。エドワード・ノートンは儲け役。評価すべきはジョン・タトゥーロとジョン・マルコビッチで、この2人の佇まいが映画に重みを加えています。
このぐらいの苦味でも観客には充分でしょう。少なくともこちらの作品の方がもう1度みたいという魅力を持っています。
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☆☆☆1/2 喜劇は悲劇よりも雄弁になれる証。
ウィル・フェレルの主演だときいてかなり軽いノリのコメディを想像していたのですが、意外や意外、これはとても深い味わいのある知的なコメディでした。ただしこれをそのように理解するにはいくつかの選択肢があり、その結果によってはこの作品の評価はがらっと変わってきます。
まずこの映画ではなぜ主人公に作家の声が聞こえたのかについては説明がありません。これが気になって仕方がない人がいるかもしれません。ただこの映画ではその理由は重要ではなく、むしろ現実の人生は作家が考えるよりはるかに波乱にみちていると考えるべきでしょう。つまり作家が懸命に考えたことが偶然現実と一致したことが舞台装置としては重要だったわけです。さてもうひとつ。ウィル・フェレル演じる主人公と、エマ・トンプソン演じる作家とどちらに感情移入したかによります。で、これが前者ですととてもモヤモヤしてしまうと思います。ところが後者の視点で物語をみつめると、これほど奇妙な物語はないのです。作家のタイプひとつで運命が変わる人間がいるというのは、クリエイターなら誰もが経験するモラルの問題で、笑い事ではすまされないところがあります(このあたりの不謹慎すれすれの部分は、その前の病院や橋の場面などいくつかの暗示的な場面が象徴しています)。作家の世捨て人のような生活といい、常に3人称で語られる物語といい、この物語の主人公は実は作家なのだと思います。世の中、喜劇と悲劇が同居していて、それをどうとらえるかは本人次第、悲劇が名作として評価を得やすいのに反して、喜劇は「まあまあ」なレベルで評価を済まされてしまうことが多い中、ウィル・フェレル演じる男を喜劇的にとらえることができるようになるまでの物語ではないのでしょうか。それが原題の「事実は小説より奇なり」"Stranger than fiction"になって表れているように感じました。ウィル・フェレルは抑えた演技がとぼけた味わいになり、素晴らしかったです。またマギー・ギレンホールが個性的な女性を好演。さらに何といってもエマ・トンプソンでどうでもいい『ハリー・ポッター』の役どころの無駄っぷりを吹き飛ばす快演をみせます。ダスティン・ホフマン演じる教授もよいアクセントとなっています。
この作品はあのハル・アシュビーの『チャンス』のような雰囲気があります。そう、少なくとも喜劇が悲劇よりも雄弁に人生を物語ることができるということを静かに私たちに語りかけているあの雰囲気です。そして喜劇にも数多くの名作があることをあらためて証明する作品でもあります。
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☆☆ 定番にすらなっていない。
もはや秋の風物詩といってもよいホラーシリーズ第4弾。もうここまでくるとどうでもよいのですが、それでもずるずるみている私は何なのよって感じです。で、3よりはまともですが、ジグソウの過去なんて描けば描くほど「うっそだぁ」というぐらい説得力がなく、後をついだ人があの人なんて、なんなのよって感じ(悪いけど私、すぐにわかりました)。ゴアシーンも3ほどのハチャメチャ感はなく、とにかく中途半端です。結局風物詩になるには何を定番にしたいのかがふらついているところ。つまりストーリーなのか、ゴアなのか、それともジグソウの「選択」にあるのか。どこが肝なのかがわからないのです。あ、そうそう。5がもうすぐ。とりあえず絶対に劇場には行きません。
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☆☆1/2 誰もが呑みこまれるかもしれない闇。
実はリメイク作がオンエアされるので、さすがにオリジナルをみていないのはまずいかと引っ張り出してきました。1949年にオスカーを獲得した本作は、政治という舞台での物語でありながら、人間の心がいかに弱いものかを描き出そうとしています。たしかにこのスタークという男の物語はおもしろいです。ありとあらゆるものに名前を残し、周囲の人間を巻き込みながら権力を手放そうとしない姿は滑稽ですらあります。また結局彼を支持する大衆も同じように愚かであるという視点もまた秀逸です。しかしスタークの描き方が紋切り型でいわゆる人間の暗い部分に呑みこまれたという感じが希薄なのです。彼がなぜそのような闇に呑みこまれたのか、誰もがそういう弱さを持っているというこの作品の肝要な部分が、ブロデリック・クロフォードの演技に頼っている感じがします。また実は描き手であるロバート・ロッセンがその後の赤狩りでどのようになったかを知識と知っていたのも、私には説得力がないと感じる要因になったかもしれません。
もう少しハードな作品を期待していましたが、やや期待はずれでした。で、リメイクは圧倒的に不評でしたよね。とりあえずみるのは先送りです。
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新宿プラザ劇場の閉館はすでにここでも伝えましたが、なんと10月でとなったそうです。しかし最後にさよなら上映をしてくれることになりました。さすがに70ミリプリントとか、D150方式でとかはないみたいですが、最近ビッグネームの映画館でもこういうイベントは少なかったですもん。それでも嬉しい限りです。以下プレスリリースより。
<お客様への39年間の感謝の気持ちをこめて 『新宿プラザ劇場』閉館さよなら上映実施決定!>
TOHOシネマズ㈱の運営する新宿プラザ劇場は、2008年10月31日をもって閉館することとなりました。“新宿プラザ劇場”は1969年11月に1,044席を誇る日本を代表する映画館としてオープン。日本では唯一、あの『スターウォーズ』6部作全てを興行した映画館であり(筆者注:これは斉藤守彦氏の指摘によるとあやしいとのこと。うん、日本唯一かどうかは何ともいえんぞ)、また、1997年12月に公開した『タイタニック』においては26万6千人という一興行での動員記録を樹立致しました。その39年間に亘る映画ファンの皆様に感謝の気持ちをこめて、動員記録を樹立した『タイタニック』を含む、歴史的な名作を特別上映致します。
11月1日(土)
『ベン・ハー』
9:30/13:45/18:00
11月2日(日)
『2001年宇宙の旅』
10:00/13:00/16:00/19:00
11月3日(月)
『ゴッド・ファーザーPartⅠ』
11:00/14:30/18:00
11月4日(火)『ゴッド・ファーザーPartⅡ』
10:45/14:40
『ゴッド・ファーザーPartⅢ』
18:40
11月5日(水)
『トップガン』
11:30/13:50/16:10/18:30
11月6日(木)
『サウンド・オブ・ミュージック』
11:30/14:55/18:20
11月7日(金)
『タイタニック』
11:00/14:45
とりあえず11/1は出撃決定! 11/2はどうしようかなあ・・・。
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