「解かれた封印 ~米軍カメラマンが見たNAGASAKI~」
日曜日は家族で『篤姫』をみたあと私がNHKスペシャルというパターンが最近増えています。時節柄最近は戦争に関するものが多かったのですが、この回は胸えぐられる衝撃がありました。
ジョー・オダネル氏のことをドキュメンタリーでとりあげたのはTBSの方が先だったようですが、このドキュメントは昨年亡くなったオダネル氏がなぜ内密に撮影し、それを晩年まであけることはせず、やがて母国を告発し周囲から非難を浴びるような行動をとったかをご子息の行動と肉声テープで丹念に追いかけていました。『父親たちの星条旗』でも描かれていましたが、戦争は勝った方にも負けた方にも深い傷跡を残すのです。彼の行動についてはいろいろな意見があるでしょう。しかし人間の良心ゆえに黙っていられなかったことは彼の写真が私たちに伝えています。そしてこのジョー・オダネル氏の行動が日本人である私から心よりの感謝を伝えたいのです。
G8下院議長会議が今月広島で行われたことにも何人かの政治家の人が開催地にこだわっていたという話が報道されています。ゆえに米国の現職要人として初めて広島を訪問するという出来事が現実になったのだと思います。こんな人々の勇気と誠実さに私たちはいつも大切なことを教えられるのです。
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