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2008年9月28日 (日)

『ラッキー・ユー』

Luckyy ☆1/2 なぜここまで客を裏切る?
 カーティス・ハンソンの新作は昨年地味な公開をされていたので、私も見逃していたのですが、なるほどこれはヒットしないはず。だって地味で日本人には馴染みのない題材で、その上後味がすっきりしないわけですからね。
 この作品はポーカーの世界選手権をクライマックスにしているのですが、よくぞここまでドラマの山を崩したと思うほど、ドラマチックな展開を裏切ります。『シンシナティ・キッド』もわりと淡々と進行しましたが、これは淡々とではなく、そういう展開はいやだなあという方に行くのです。これは主人公の人物設定がそうだからで、このあたりの好みは分かれるところでしょう。実際私もここまで破滅型でありながら魅力のない人物像には正直お手上げ。さらに相手役のドリュー・バリモアがいかにもドリュー・バリモアな役どころでおもしろくも何ともありません。結局得(?)をしたのは映画どおりロバート・デュバルだけでした。
 へぇポーカーの世界選手権ってこんな感じなのね、という驚きを得たい人はどうぞ。それ以外の方にはおすすめしません。

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