カナザワ映画祭2008 フィルマゲドン
やはりすごかったようですね。
毎年すごいことになっているのは知っていたのですが(昨年は鈴木則文特集)、今年の目玉はやはりクリスピン・グローヴァーのビッグスライドショウでしょう。蛇足かもしれませんが、まずクリスピン・グローヴァーについて。古いところだと『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティのお父さん。最近だと『チャーリーズ・エンジェル』のヤセ男などメジャー作品にも出演している人ですが、この人かなり個性的な人でして、まず『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の2と3は出ていません。メインキャストの交代はこのトリロジーでは2役ありました。そのうちのマーティのガールフレンドの場合は、2と3で出番が増えるのでもう少し力のある人をとのことだったのですが、こっちの場合はクリスピンが固辞したとのこと。なので2と3では新撮されている場面はなく、イメージ映像だけで顔を写さないやり方をメインにしたため、かなりやりにくそうでした。(これはこれで訴訟沙汰になり大変だった) で、そっちを断って出たのがティム・ハンター監督の『リバース・エッジ』。キアヌ・リーブスや、デニス/ホッパーが出演したことでも知られる本作、私はこれでこいつはフツーじゃない!と直感したわけでした。でもゼメキスの『ベオウルフ』ではボイスアクターで出てたりして(まあ、これはキャプチャーで大変な役で、しかもすんごい役だったので楽しかったに違いない)別に険悪でもないらしいですが。
で、この人が監督作が2本あって、そのどれもがかなり強烈な作品らしく、その上、上映形態が自身のスライドショーとセットでないと上映しないらしいようです。ソフト化なんてもっての他なわけで、みること自体が希少価値を持っています。その上、この2本というのが三部作の1と2なのですが、連続上映されること自体滅多にないことらしく、それが金沢でみられるということで柳下さんの周辺どころか、柳下さんに影響を受けた人大集合になったようです。ちなみにいつも上映後にグローヴァーは自著のサイン会をするらしいのですが、そのときにほとんどの客がこの上映会を知るきっかけが柳下さんのサイトでびっくりしたらしい(笑)。
でもいくら三連休でもなあ。仕事を抱える2児のパパに金沢は辛いです。本当に誰か、もう1度呼んでくれい!
ちなみに覆面オールナイトは渡邉文樹作品だったということで、本当にすごすぎる映画祭です。
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