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2008年8月18日 (月)

2度目のポニョ

 上の娘がみたがっていたので再びポニョをみました。NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」をサブテキスト代わりに視聴した上での鑑賞となりましたが・・・。やっぱりつまらない。この物語の破綻ぶりは何なのでしょうか。最初の製作記者会見で監督自身が述べた長男五朗氏への思いについて、この大ヒットの大騒ぎの中で誰もふれてないのですが、町山智浩氏が親の視点からつきつけていた疑問は私も同感です。
 それ以外にも次々に疑問がわいてきます。なぜポニョは外界に興味を持ったのか。そして宗介を好きになったのか。単純に子どもの好きだ嫌いだではすまないような誓いをなぜ5歳の子にさせたのか。躍動感のあるポニョにくらべて宗介があまりにも説得力のない描写になってしまうのはなぜか(前出のNHKの番組の中でポニョにはモデルがいるらしい。宗介はいないのだろうか?)。そこには世界が破滅しても宮崎駿が残したいものだけが描かれているような気がしてならないのです。
(WMC港北ニュータウン1にて)

 この項は翌日に続きます。

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