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2008年8月 4日 (月)

『叫』

Sakebi☆☆1/2 黒沢清の小世界。
 黒沢清の作品をみるのは『回路』以来だったのですが、どうもこの人は恐怖映画はこうあるべきだという気持ちが強すぎるのでしょう。確固たる描写力はあるものの、引き出しが少ないように感じます。『CURE』の眩暈にも似た恐怖感。『回路』にある都市型のロメロに通じる終末感。この作品にはこの両作を越えるものは葉月里緒菜の幽霊ぐらいです。

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