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2008年7月28日 (月)

訃報:アーサー・C・クラーク

 SF作家、アーサー・C・クラークが、3/19心肺機能不全のためスリランカの自宅で亡くなりました。享年90歳。1960年代から衰弱性のポリオ後症候群を患っていたそうです。
 1917年イギリス生まれ。戦後作家としてデビューします。代表作に「宇宙のランデヴー」「楽園の泉」(この2作はヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞)「幼年期の終わり」など。映画との関わりとしては短編「前哨」をベースにした『2001年宇宙の旅』。スタンリー・キューブリック監督によって映画化された際には脚本を手がけ、それをのちに自分自身でノベライズしています。
 物書き志望だった自分のSF好き、海外小説好きという方向性に大きな影響を与えた1人でして、短編集「天の向こう側」「10の世界の物語」とか大好きでした。映画としては『2001年宇宙の旅』ですが、実はピーター・ハイアムズ監督の『2010年』の方がクラークらしい感じがします。そして現在、なんとデビッド・フィンチャー監督が「宇宙のランデヴー」を映画化するらしいです。うーん・・・。
 ご冥福をお祈りします。

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