イチオシ! 三遊亭遊雀師匠
12日に横浜にぎわい座に出かけました。この日は小学生以上を対象にした子ども寄席ということだったので、上の娘をつれて出かけた次第。まあ、落語が4つと色物2つで、娘も楽しめたようです。一番楽しかったのが色物の江戸独楽というのはご愛嬌ですが(汗)。
私も実はお楽しみがあったのです。それは落語の中に一番お気に入りの人が入っていたから。
三遊亭遊雀師匠と言います。
私は子どもの頃に落語をラジオで楽しんでいました。それからホール落語(主に公開録音が多かった)で昭和の名人を生で楽しめたのは一生の宝物です。小さん、米丸、歌丸、円楽…。本当に幸せでした。この春、浅草を散歩しているときに、本当に十何年ぶりに寄席に足を運びました。そこではじめて遊雀師匠をききました。すっかり落語には疎くなってしまい名前もまったく知りませんでした。しかし正直他のはピンとこなかったけど、この人はズバ抜けておもしろかった! うまいし、粋だし、客いじるにも嫌みがない。ほぼ自分と同世代の落語家でひっさびさに惚れ込んだ!って感じでした。いろいろサイト調べたら、やっぱり実力は本物でしたね。しかも権太楼師匠のところを破門になって、小遊三門下になって再出発というのが、またいいじゃないですか!(冷静になればあんまりよくないけれど) それだけ嘱望されている人なのです。
今回は「絶品!」とウワサになっていた「堪忍袋」でしたが、いやあ、本当におもしろかった! この夫婦げんかから始まる物語を親子でいっぱいの会場でかけるとは・・・(汗)。しかもこれが抜群におもしろい! ウワサにはきいていましたがもう夫婦げんかの様子には涙を流して大笑い。ああ、この人の面白さを伝えるボキャブラリーがない! もう生でみてもらうしかないです、この人は! 木戸銭を払う価値が充分にあるおすすめの落語家さんです。
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