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2008年6月15日 (日)

秋葉原

 この週末、所用で秋葉原に足を運びました。献花台があり、マスコミと警察はうじゃうじゃ、逮捕されたあの場所もどこか通るのがはばかれるような。けれどもそんなことを知らなければ普通の週末のように混雑していました。私が秋葉原に足を運ぶようになってからもう30年近く。世の中の流れに合わせて確実に町は変貌しました。ネット通販で事が済むことも多くなり以前ほど足を運ぶ必要はなくなりました。私は用事を済ませ、じゃんがらラーメンを食べて、いつもの店をうろうろして、帰宅しました。
 この事件については被害者の方々のご冥福を祈るしかありませんが、もうひとつだけ言えるのは携帯電話嫌いの私にとって、あの現場でたくさんの人々が携帯端末のカメラを向け続けたことに対する嫌悪感です。野次馬は仕方がないです。人間は知ろうとする生き物だから。でもカメラで撮影するのは野次馬で片付けられる行為じゃありません。それは明確に一歩踏み込んでいる。河童のクゥちゃんだって映画で怒ってましたよね。何のためだったんだろう。そして何も抵抗感はなかったのでしょうか。もし何も考えずにとりあえずだったとしたらあまりにもひどいと思います。たとえ深刻な状況だとその時はわからなかったとしても、カメラを向けるべき相手について、そしてそのとった映像をどうするのかについて、何を意味しているのかを考えてほしかったです。 

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