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2008年1月17日 (木)

パソコンと格闘 その2

 ちなみに現在の我が家は妻用にノートPCが1台。私はデスクトップが2台とノートPCが1台。このうちノートはパナソニックのレッツノートでデスクトップは用途に合わせたキューブ型ベアボーンの自作機です。すでに組んでから3年近くたちますので最新鋭機ではありません。ひとつは雑用機でaopenのMZ915Mベース。静音が自慢で機内は完全ファンレス。CPUはモバイルセレロンですが、特に今のところも不満はありません。映像編集用はShuttleのベアボーン。これが今回電源周りのトラブルに見舞われました。ただ調子が悪かったことは以前からで、ま結局新しく組むことにしました。あ痛い出費ではありましたが、しかし不幸な出来事とはいえ、買い換えの口実ができるのは嬉しいわけで。事実パーツ選びが一番楽しい場面ですもん。まずベースのキューブはごひいきShuttleのSP35P2 Proにしました。理由は電源。以前電源の容量不足で痛い目にあったことがあるので、何よりも余裕があるものを選んでいます。HDDまわりは流用できますが、うんざりするのがメモリ。また仕様がわけわからんことになっていました。仕方ないので買い換え。グラフィックボードは適当にみつけて、CPUはいつものように最速一歩手前で手をうちました。さてOSは安定度ということで今まで使っていたWinXpホームをのせかえることにしたのですが、ここでトラブル発生。もっとも利用頻度の高い業務用映像編集ソフト(カノープス製。商品名を書くと思いっきり私の職業がばれるのでパス)が不具合。OSのアップデートをしてもだめ。さらに前面のIEEE1394端子まで認識しない。これでは本末転倒と言うことで、OSをどうするかという問題に迫られたのです。
まだまだつづく!

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2008年1月16日 (水)

パソコンと格闘 その1

 そもそも年に1度の定期メンテナンスのつもりでノートPCのリカバリーだけするつもりでした。しかし私は知っています。こういう時にはそういう流れが「伝染」することを。

はい、伝染しました。私の映像編集用デスクトップ機の電源がいかれました。(T_T)
そして私は知っています。こういう時は徹底して納得するまでやった方がいいことを!(笑) というわけでしばしパソコンと格闘します。

つづく!

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2008年1月15日 (火)

訃報:ブラッド・レンフロ

 俳優のブラッド・レンフロが、1/15にロサンゼルスの自宅で死んでいるのが見つかりました。享年25才。死因はドラッグの過剰摂取とみられています。
 テネシー州ノックスビル生まれ。1994年、12歳のときに『依頼人』(ジョエル・シュマッカー監督)でデビュー。その後も『ゴールデン・ボーイ』『スリーパーズ』『マイフレンドフォーエバー』『17セブンティーン』など順調にキャリアを築きますが、私生活では97年にヨットを盗もうとした罪で2年間の保護観察処分になったほか、05年に酒気帯び運転、06年にはヘロイン所持で逮捕されるなど、トラブル続きでした。ほかに作品は『デュースワイルド』『ジャケット』。自身がプロデュースを務め、出演もした映画『ア・インフォーマーズ』(ウィノナ・ライダー、ビリー・ボブ・ソーントン主演)がクランクアップしたばかりで、これが遺作になる模様です。
 子役出身の悲劇といってしまうのは簡単ですが、才能豊かな俳優であったことは『ゴールデン・ボーイ』で共演したイアン・マッケランも認めるところです。ご冥福をお祈りします。

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2008年1月14日 (月)

新成人のみなさんへ

 今年新成人を迎えるみなさんの中に、私にとって特に思い出深い存在の人たちがたくさんいます。「大人のつきあい」になるのかと思うと感慨深いものがあります。本当はひとりひとりに声をかけたいのですが、なかなかそうはいきません。このブログをみてくれている私の知っている新成人のみなさんへ。おめでとうございます。そしてこれからもよろしく。

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2008年1月13日 (日)

マイ・クロニクル・オブ・『ブレードランナー』 その4

Br1 再編集した『ブレードランナー』の話をまったく私は知らず、東京国際ファンタスティック映画祭'92での登場で知るところとなりました。ナレーションがない、エンディングが違う、そしてユニコーンのカットが挿入されている・・・なんじゃ、そりゃと思いつつ、でも大スクリーンでの再会はただただうれしく喜び勇んで今はなき渋谷パンテオンへと出かけました。そこでみたものは時間的にはほとんど差違がないにもかかわらず、私が大好きなものとは別物になっていた『ブレードランナー』でした。
 毎度おなじみオープニングのロサンジェルスの光景は、パンテオンの大スクリーンではビデオとはまったく違うディテールで迫ってきました。ところがそのあとでまずナレーションがない。どうしても違和感がぬぐえない。たとえでっかーどのナレーションがなくても私の頭の中では「殺し屋の求人はないな」とぼやいているのです。そしてびっくりなユニコーン。とってつけたように挿入されたカットに私はただただ「?」。何を意味しているのか理解不能、いや理解を拒否したといえます。とどめはエンディングの変更。「これは改悪だ!」 私の心中はここまでくるともはや怒りに近い感情を抱いていました。観賞後にデッカードはレプリカントだった説をきかせるにいたって、もはや私とリドリー・スコットとの関係(?)は修復不能(笑)。それって作品の見方が根本的に違うじゃないですか。私が大好きな『ブレードランナー』は不完全だったのだろうか? ディレクターズカット版がビデオでリリースされるごとに、どちらかというと私は喜んでいたのですが、ひょっとして再編集という行為はファンへの裏切りとなることもあるのではと感じたのです。モノローグがあったっていいじゃん! 最後が抜けるような青空でもいいじゃん! この気持ちはDVDがリリースされてからも変わらず、我が家では再生版はほとんど再生されず、DVD-Rに焼いた完全版が時々再生されていました。最終版はどうしても認められない作品のままだったのです。

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2008年1月12日 (土)

PHSから卒業しました

 思えばパソコンのネット接続が安価で高速だったがゆえに選択したNTTパーソナル。結婚をきっかけに相方と持つことにしたのでした。それからも、写メール、着メロ、デコメール、おさいふケータイなどのトレンドとはまったく無縁で、ずっと肩身の狭い思いをしながらPHSユーザーを続け、転居とともにウィルコムに乗り換えました。最後のマシン、W-ZERO<ES>も個性的なマシンでした。しかしネット接続をイーモバイルに乗り換えることにしました。だってスピードも速い、値段も安い、新幹線で移動しても接続ができるといいことづくめなんですもん。というわけで音声端末も近日中に他社に乗り換えるつもりです。さあ、どこにしようかな? やっぱりPIM系の端末にしようかなあと思案中です。
 とりあえずありがとうPHS。

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2008年1月11日 (金)

2007年度キネマ旬報ベスト・テン

2007年度第81回キネマ旬報ベスト・テンの結果。
【日本映画】
1『それでもボクはやってない』
2『天然コケッコー』
3『しゃべれども しゃべれども』
4『サッド ヴァケイション』
5『河童のクゥと夏休み』
6『サイドカーに犬』
7『松ヶ根乱射事件』
8『魂萌え!』
9『夕凪の街 桜の国』
10『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』

【外国映画】
1『長江哀歌』
2『善き人のためのソナタ』
3『今宵、フィッツジェラルド劇場で』
4『クィーン』
5『バベル』
6『やわらかい手』
7『ドリームガールズ』
8『ボルベール<帰郷>』
9『ゾディアック』
10『パンズ・ラビリンス』

【個人賞】
監督賞 周防正行『それでもボクはやってない』
脚本賞 周防正行『それでもボクはやってない』
主演女優賞 竹内結子『サイドカーに犬』『クローズド・ノート』『ミッドナイト イーグル』
主演男優賞 加瀬亮『それでもボクはやってない』『オリヲン座からの招待状』
助演女優賞 永作博美『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
助演男優賞 三浦友和『転々』『松ヶ根乱射事件』『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
新人女優賞 蓮佛美沙子『転校生 さよならあなた』『バッテリー』
新人男優賞 林遣都『バッテリー』
外国映画監督賞 ジャ・ジャンクー『長江哀歌』
日本映画作品賞 『それでもボクはやってない』
外国映画作品賞 『長江哀歌』
文化映画作品賞 『ひめゆり』

毎年ぼやいているのですが、結局現状のような邦画バブルと、万人が好む作品がない外国映画の中では、ポリシーも節操も意味もない結果になっています。ベストテンの性格とはいえ、やはり投票者の資格をきちんと考えてほしいと思うのは私だけでしょうか。

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2008年1月10日 (木)

『俺達に墓はない』

Doreta☆☆1/2 田中陽造色の中で松田優作熟成中。
 松田優作特集のWOWOW。以前「映画秘宝」底抜け超大作で藤木TDC氏が絶賛評を書いていましたが、なるほどいかにも東映セントラルのプログラムピクチャーの匂いがプンプンする小編になっていました。スタッフは本当に豪華で企画に黒澤満、脚本に田中陽造、助監督に崔洋一までついています。東映セントラルでは村川透とのコンビが有名ですが、沢田幸弘とはTVシリーズで松田優作とのコンビがあります。で、この作品、田中陽造のカラーが一番強く出ているかもしれません。少なくとも丸山昇一のようなスタイリッシュな部分はありません。でもピカレスクロマンとしてはよい味が出ていますし、松田優作熟成中という感じがよくわかる作品です。岩城滉一、志賀勝の熱演もそうですが、他にも脇にくせ者がごろごろ。竹田かほりが岩城滉一に抱かれる場面で夫・甲斐よしひろ率いる甲斐バンドの「HERO」が流れるのは何かの縁でしょうか。
期待してみにいく作品ではありませんが、お得感いっぱいの拾い物です。そして松田優作ファン(特に「探偵物語」の)は必見の作品です。

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2008年1月 9日 (水)

ゴールデン・グローブ賞授賞式が中止

びっくり。
第65回ゴールデン・グローブ賞授賞式が中止されたと正式に発表されました。まあ、アカデミー賞ほどではもちろんないにせよ、例年の授賞式はちょっとくだけた感じで、それでいてゴージャスではあったのですが、まさか脚本家のストの影響がこういう形で出てくるとは思いませんでした。SAG(米俳優組合)はノミネーションされている俳優は誰も参加しないだろうとコメント、これがとどめだったかもしれません。
しかもそのかわりに今年は記者会見でやるとか。中継予定だったNBCは報道番組としてやるつもりです(こっちのライターはストをしていないそうで、何の問題もないようです)。状況としては本当に煮詰まった状態ですね。特に心配なのがNBCの対応。意固地になっているのか、本当に大したことはないと思っているのか。ひとつ言えるのはファンからは支持は得られないだろうということ。(ストをしている方も支持されるとは思っていませんが) 本当に大丈夫?という感じです。

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2008年1月 8日 (火)

専門店の終わり

ショッキングな閉店のニュース2つ。

 まずLDの時代からずーっとお世話になってきた米のショップ、The Laser's Edgeが20年間の営業に幕を下ろすそうです。なにしろNiftyのパソコン通信によるショッピングモールを使って通販をしていた頃からお世話になっていましたので、かれこれ10年以上利用していました。確かにDVDになってからはあまり利用しなくなりましたが、それでもここのニューズレターは本当に重宝していました。
 それからサントラ専門店として知られる渋谷のすみやも、クロスタワーにある店舗を1月末に閉めて通販専門に移行するそうです。ここは何しろ私が高校生の頃からですから(まだ東邦生命ビルでしたね)20年近く利用していました。特にプロモ盤や貴重盤はここを探してみたものです。確かにここも最近足を運ぶ回数はめっきりと減りましたが、コンピレーションの品揃えは他の追随を許さぬものがあり、さすが専門店と唸ることがありました。

 私自身利用する頻度が減ったこともあって、時代の流れと人ごとのように原因を考察するのは憚られる部分があります。ただひとつ言えるのは、こういう専門性のある、それでいて敷居はそれほど高くなく、求める人にとっては情報の泉だった場所が失われると言うことは、とても不幸なことだと思うのです(そのかわりをしているのがファンによるWEBサイトなのだと思う時もあります)。そして店が客を育てた時代、逆に言えば客が店を育ててきた時代が終わりを告げているのかなと感じます。このことはシネコン全盛で古い作品や本当によい作品を大切にしない興行・宣伝側と、映画の見方がわからなくなってきた観客との関係でも言えることなのかもしれません。

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2008年1月 7日 (月)

大人の科学:真空管アンプ

正月休みにちまちまと作ったのがコレです。

大人の科学:真空管アンプ

何しろ真空管アンプには何とも言いようがない憧れがある世代。実際にきちんとチューンされた銘機で耳にしたアナログレコードの響きはいまだに忘れることが出来ません。しかし最近半田ごてすら手にする機会が皆無。さすがにおっかなびっくりでやるのはかえってストレスがたまる。そんな中でこれをみつけたのです。(でも値段も手頃とは言えないが、まあ真空管ですからねぇ)
とりあえずあっという間に組み立て終了。
さっそく音を出してみましたが・・・。

あまりのスピーカーのしょぼさに音がよくわからん。
かといって、これに外付けするスピーカーもみあたらん(泣)

まあ私の工作らしいオチですね。

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2008年1月 6日 (日)

「メイキング・オブ・ブレードランナーファイナル・カット」

Mobrfcbook やっとわが家に米国盤BD『ブレードランナー ファイナルカット』が到着しました。レビューは後日としてこっちも本日到着。こっちをあっという間に読破してしまいました。ところがいろいろと困ったことが・・・。
 まず内容自体は相変わらず素晴らしいです。この映画の資料の決定版だと思います。それから追加された部分もこれまた興味深い内容満載で、中でもハリソン・フォードにここまで喋らせたことだけでも特筆すべきだと思います。
 しかし、すごく細かい所で気になる部分が。まず翻訳者が変わったこと。ひょっとして増補改訂という割にはいろいろと本文も変化しているかもしれない(これは細かくまだチェックしていません)。それとカラーページがなくなったこと。前のバージョンの写真はかなり貴重な物があったので、その点は残念でした。まさに「ふたつで充分ですよ」な気分。でもとにかくこの作品が好きな人は、前のを持っていた人も今回新規購入な人も絶対に買いです。さあBDもみるぞー。

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2008年1月 5日 (土)

米ワーナー、ブルーレイに一本化

 米ワーナーがブルーレイ支持を発表しました。このニュースにはいろいろな意味で驚きました。まずはこれが日本でもここまで大々的に報道されることになったこと。まあ年明けであまりニュースがなかったからかもしれませんが。それともうひとつはワーナーがCES直前にこのリリースを発表したことです。事実CESを前にHD-DVD陣営はかなり動揺している様子が漏れ伝わってきています。おそらくワーナーですから日本も追随する形になるでしょう。
 ご存じの方も多いようにメジャー6社でかなりはやい段階からワーナーはHD-DVDを支持していました。そして現在両方のフォーマットでリリースしている唯一のメジャーでもありました。それがブルーレイを選択した。これはかなり消費者への印象度という意味で大きなニュースになりそうです。
 ただ、いまだに次世代DVDへの興味は一般的ではなく、フォーマット戦争が「終わり」と結論づけるのははやいような気がします。ひょっとしてブルーレイも消えて、まったく別のメディアが登場する可能性もあるからです。わが家もプレイヤーはブルーレイですがレコーダーまで触手を伸ばしていないのは、やはりまだ決定打はないと思っているからです。というのももしDVDにHD記録できる規格が一般化してきたらという思いがあるからです。まだまだ予断は許さない展開になりそうですが、さて・・・。

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2008年1月 4日 (金)

TOHOシネマズららぽーと横浜(9)&(12)

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 2007.03.05にららぽーと横浜内にオープンした神奈川県内4館目のTOHOシネマズ。全13スクリーンでTHX認証館はない(他の県内3館にはすべてある)。上のフロアまでの吹き抜け構造となっており、ひろびろとした開放感のあるロビーは素晴らしい。またコンセッションもグッズ売り場もトイレも機能的にレイアウトされていて、トイレのシックで清潔感のあるデザインはユナイテッドシネマ豊洲に爪のあかを煎じて飲ませたいほど。下のフロアに11スクリーン、上のフロアにプレミアと12番スクリーンという構造になっている。上のフロアにコンセがないのは残念。シートは頭をすっぽり覆うハイバックシートで従来のTOHOシネマズのものに較べて大きくなっている。スピーカーはQSC。なおこのららぽーと横浜は平日は駐車場の料金が完全無料。土日祝日でも1本で4時間サービスとなっている。クルマユーザーにはありがたいサービス。

スクリーン12(席242 見**1/2 音**1/2 環***1/2)
上のフロアにあるせいか天井が低く圧迫感がある。南大沢の作りと感じが似ていて、あまりみやすいかんじではない。音響的には直接音の届き方はよくサラウンドも定位ははっきりとしているのだが繊細さに欠けつながりの悪い感じ。

Tcyo04スクリーン9(席115 見*1/2 音**1/2 環***1/2)
かなりこじんまりとした感じでほとんどミニシアターな感じ。音はそれほど悪い印象ではないが映画館でみたという感じはしないかも。

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『アイ・アム・レジェンド』

Iamlege☆☆1/2 前半最高、後半失速。
 リチャード・マシスン原作の3度目の映画化は、ひょっとしたら映画史に残る傑作になれたかもしれないだけに本当に「惜しい! なんでそうなるのよ!」とぼやきたくなる作品でした。
 とにかく廃墟となるニューヨークが圧倒的です。ロケもかなり行ったようですが、当然デジタルで何らかの処理は施してあるわけで、もうすごい!としか言いようがありません。ダークシーカーズの描写もよくできていて、こういった孤独と恐怖という感情を描いていることが、ウィル・スミス演じる主人公の心の葛藤を観客に想起させることに成功した要因です。ところが途中から急転直下。<以下ネタバレ(ドラッグ&反転でお読みください)>主人公の相棒サマンサが死んで、他の生き残りが登場するあたりからただのゾンビものになってしまい、全く面白くなくなってしまうのです。「地球最後の男」だったがゆえの緊張感がなくなったのは何ともしがたく、話もツッコミどころが満載に。生き残りの村がああいう形で出てきたのも興ざめですし、そもそもウィル・スミスの自爆ではレジェンドにはならんぞという感じです(あの場面は他にも選択肢はあるような気がするのですが)ウィル・スミスは熱演は認めるものの、これはもう少し「オレサマ」キャラじゃない人がやったら・・・という感はあります。
 とりあえずできるかぎり予備知識抜きでみてください。映画館に足を運ぶだけの価値はあります。ただ後半をどう受け取るかは人によって賛否両論でしょう。
(TOHOシネマズ横浜12にて)

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『ベオウルフ』

Beowu☆1/2 膨大な手間の末の珍味。
 ロバート・ゼメキスが『ポーラー・エクスプレス』に続いて作り上げたモーションキャプチャーによるフルCG作品は、なんともこれまた珍妙な味のする作品になっていました。
 見せ物としての技術(モーション・キャプチャーに加えて3D映像も含めて)はすごいことはよくわかります。またこの時代を実写でやることが大変なのもわかります。それでも『ポーラー・エクスプレス』でも感じたのですが、やっぱりモーション・キャプチャーでやるのかがよくわからないのです(製作期間はモーション・キャプチャーの方がはるかに長い。撮影はあっという間だったらしいですが、ポスプロが大変だったようで。それとお金はこっちもすんごい予算をかけている)。実物とそっくりの容姿をしたキャラクターが動き回る不気味さ(レイ・ウィンストンとクリスピン・グローバーは実物とはかけ離れていますが、特にレイ・ウィンストンがかけ離れているのは深刻な問題ではなかろうか?)。アニメと呼ぶにはダイナミックな躍動感に欠け、実写と呼ぶにはひどく描写が軽い。ゆえにベオウルフのスペクタクル巨編になるはずが、なんか「男は、すっぽんぽんのアンジェリーナ・ジョリーを目の前にして我慢が出来るか?」なんてテーマに集約されちゃう程度の印象しか残さないのだと思います(大汗)。というわけで、『ロード・オブ・ザ・リング』がいかに奇跡のようだ出来事だったかをあらためて痛感します。
 なお3Dでこの認識です。この手の作品は3Dでなくなると魅力が半減どころか論外になります。3Dバージョンでみたほうがいいでしょう。
WMC港北ニュータウン6にて)

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BD『未知との遭遇』 製作30周年アニバーサリーU.E.(2枚組)

Bdclose 『ブレードランナー』も騒がれていますが、こちらも究極の『未知との遭遇』ということになる。なにしろDVDでは出ていなかった「劇場公開版」「特別版」、そして「ファイナル・カット版」の3バージョンすべてがみられてしまうのだ。同梱されているタイムライン比較解説ポスターも嬉しいかぎり。WOWOWでもファイナル・カット版はオンエアされていたが、画質音質共に段違いによくなっていて、最新作と較べるのは酷だが、少なくともニュープリント、それもみたことのないレベルの美しさで味わえるのには涙が出てきてしまう。映像特典は以前DVDでリリースされた時に収録されたものはすべて収録(削除シーンの数が合わないのは、ブルーレイでは特別編が収録されているので、マザーシップ内部などが含まれないため)。さらに新しいメイキングとギャラリーが追加されている。ブルーレイとはかくあるべきな、マニア心をくすぐるディスクで、私のぼやきも一発で解消! ブルーレイ再生環境がある人は即買い換え!

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2008年1月 3日 (木)

AVレビュー1月号

Bdfdo_2 やっと手に入れました、AVレビュー1月号。ブルーレイディスクが付録でついているなんて豪華だ!と喜んでいたのですが、よーくみてみるとFPDって平面パネルディスプレイということなわけですねぇ。でも早速いろいろとチェックしてみました。やっぱりかなり輝度が落ちていることを再確認。いかん、ランプ交換だ!

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2008年1月 2日 (水)

マイ・クロニクル・オブ・『ブレードランナー』 その3

LdbladeLdblade1 2回目の観賞後『ブレードランナー』を1984年に1度、1985年に1度、名画座で足を運んでみています。そのたびにさまざまな発見がありました。しかしそうそう何度も同じ作品をみるわけにはいきません。そのかわりに映画ファンに別のメディアが登場してくるのです。それはビデオでした。メジャーの映画会社の中で最初にレンタルを公式に認可してスタートしたのは、実はワーナーでした。そして『ブレードランナー』はビデオによって新しい生命を得るのです。何しろあれほど何度もの鑑賞に耐えられる作品は滅多にありません。ワーナーがレンタルをスタートさせた作品の中でも群を抜く人気を獲得します。私自身、メディアでは『ブレードランナー』をさまざまな形で所有しました。最初にVHSをダビングしたもの(ワーナーは最初レンタルのみしかなかった。考えてみるとダビングをしたソフトはこれが最初だった)。そして初めて購入したのがLDのCAV版で登場した「完全版」(LDで初めて購入したのはこれだった)。その後クライテリオンから出てきたCLV版の米国盤LD(この画質の美しさが米国盤LDにはまるきっかけになったと言えます)。これらをくり返しくり返し鑑賞しました。
 メディア以外でいえば、『ブレードランナー』に関するものでいうと原作本、シネフェックス、そしてサントラもどきでした。私がディックをはじめとする海外SF作家を読みあさる入り口になったのはこの映画と『2001年宇宙の旅』でしたし、視覚効果に関する部分ではシネフェックスという雑誌を初めて購入したのもこの映画がきっかけでした。サントラに関してはLPの頃にまずリリースされたニューアメリカンオーケストラのものでも充分満足したのです。のちに1989年にヴァンゲリスのベスト盤とはいえ、オフィシャルな形でリリースされたことに狂喜乱舞したのはいうまでもありませんでした。

 ところが初公開後10年たったある日、意外な形で『ブレードランナー』とショッキングな再会をはたすことになります。それがディレクターズカット版でした。

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2008年1月 1日 (火)

2008謹賀新年&今年の購入計画?

 明けましておめでとうございます。昨年内に米国盤BD『ブレードランナー』が届かなくて思いっきりへこんでいますが、年明け早々、幸運なこともあり、「人生勝ったり負けたりですよ」(byずーっと昔にオンエアされていたJRACMの柴田政人調教師の言葉)だということをまた噛みしめていきたいと思います。

 さて毎回私の物欲を刺激しているボンドさんのブログ。何しろ私の場合、ハイビジョンレコーダーPS3はこのブログで刺激されて購入したわけですが(汗)、なんと今度はブルーレイレコーダー(しかもパナのでっせ)を購入されたとのこと。うらやましい・・・。ハイエンドをひけらかす方のサイトに関しては、まあ人ごとで済むのですが、ボンドさんのブログは専門家であるにもかかわらず、ちょっと頑張れば手が届きそうなハードやアクセサリがたびたび登場する上に、それをわかりやすい文章で(連載みたいに何度かにわけられた日にゃ、もう!)レポートされるのでやられてしまうんですなあ(開き直り)。でも大丈夫。今回は絶対に買いません!(いいのか、断言して?) せっかくだから今年のシアターまわりの目標! 優先順位で整理します。

<絶対にやること>
・プロジェクターのランプ交換:最近かなり暗くなってきた気がする。年明けすぐに。

<ほしいもの>
・次世代DVD対応のアンプ
・フロントスピーカー
・ブルーレイレコーダー

こんな感じですか。まあ、トップバッターがランプ交換というのが私らしいショボさだというのはいいとして、でも一番欲しいのはアンプかなあ。HDMIの切り替えがものすごく面倒なのと、ブルーレイがあるのにロスレス音声が楽しめないのは、すんごく不満がたまってます。それもこれは原因はPS3。PS3の画像出力が同時に出来ないことと、ロスレス出力がHDMIしかないことにあります。
そうかあ、PS3じゃなくてブルーレイレコーダーにすればいいのかあ! よし、買ったあ!

って展開にならないようにしないといけませんね。

今年もよろしくお願いします。

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