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2007年10月20日 (土)

「日本映画、崩壊」

Nihoneiga 斉藤守彦氏のコラムはときどき目にしていたが、この本はそれなりの覚悟で書いたと思われる。それほど珍しい直言。漏れ聞いてきた映画ジャーナリズムの膿の部分は目新しさはないが、これが単なる煽りでないところが現状のひどさだと思う。この現状をなんとかしないと自分たちの首を絞めるということを警鐘していく使命はあるし、こういう部分を知らないでいるファンに考えて欲しいという意味でもこういう本は必要なのだが、とりあえずこの本、一般映画ファンは読まないでしょう。それからシネコンの部分はもっと根が深いはず。そう、人の部分で。

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