訃報:デボラ・カー
女優のデボラ・カーさんが10/16、英国サフォークで死去しました。享年86歳。デボラさんの代理人が18日に発表しました。デボラさんはパーキンソン病を患っており、家族に付き添われて静かに息を引き取ったとのことです。
デボラさんは1921年にスコットランドで誕生。バレエを学んだ後、1941年に映画デビュー。1943年に1人3役を演じた『老兵は死なず』で注目され、クラーク・ゲーブルと共演した映画『自信売ります』(1947)でハリウッドに進出。『黒水仙』など50年近くのキャリアで40作品以上の映画に出演しました。『地上より永遠に』『白い砂』『旅路』など6作品でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたが受賞は逃しています。1994年にはアカデミー名誉賞を受賞しています。
デボラ・カーといえば代表作はたくさんありますね。『地上より永遠に』『王様と私』あたりがまずは出てくると思いますが、個人的にはやはりジャック・クレイトンの『回転』。この映画の彼女の深みのある表現力が人の中にある闇をも描出していたようで、強く印象に残っています。ご冥福をお祈りします。
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