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2007年10月31日 (水)

訃報:デボラ・カー

 女優のデボラ・カーさんが10/16、英国サフォークで死去しました。享年86歳。デボラさんの代理人が18日に発表しました。デボラさんはパーキンソン病を患っており、家族に付き添われて静かに息を引き取ったとのことです。
 デボラさんは1921年にスコットランドで誕生。バレエを学んだ後、1941年に映画デビュー。1943年に1人3役を演じた『老兵は死なず』で注目され、クラーク・ゲーブルと共演した映画『自信売ります』(1947)でハリウッドに進出。『黒水仙』など50年近くのキャリアで40作品以上の映画に出演しました。『地上より永遠に』『白い砂』『旅路』など6作品でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたが受賞は逃しています。1994年にはアカデミー名誉賞を受賞しています。
 デボラ・カーといえば代表作はたくさんありますね。『地上より永遠に』『王様と私』あたりがまずは出てくると思いますが、個人的にはやはりジャック・クレイトンの『回転』。この映画の彼女の深みのある表現力が人の中にある闇をも描出していたようで、強く印象に残っています。ご冥福をお祈りします。

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2007年10月30日 (火)

訃報:谷口千吉

 『銀嶺の果て』などで知られる映画監督の谷口千吉氏が10/29、誤嚥性肺炎のため、東京都世田谷区の病院で亡くなりました。95歳でした。昭和22年、黒澤明監督との共同脚本で、三船敏郎を起用した『銀嶺の果て』で監督デビュー。25年の『暁の脱走』では、第二次大戦下の中国を舞台に、兵士と慰安婦の恋愛を通して戦争の矛盾を正面から描きました。夫人は女優の八千草薫さん。2人は31年『乱菊物語』でコンビを組み、翌年に結婚。3度目の結婚だった谷口監督と19歳年下の清純派女優の結婚は世間の話題を集めました。
 ご冥福をお祈りします。

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2007年10月29日 (月)

『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』

20071121220107☆1/2 気味が悪い。
 なんかみてしまいました。このドラマはテレビシリーズをみたのは1度だけ。そのあとのブームにも乗らず、劇場版もずっと未見。まあ予備知識がなさすぎだと言うのは私も自覚していますが、それにしてもこの作品ちっとも笑えない。はじけない。ただ成長してない男性の様子は、端から見ると気味が悪いものだなあというのが率直な感想でした。そのくせセンチメンタルな情感だけは無理矢理醸し出そうとしているのが志の低さを感じます。ファンの人もやめときゃよかったのにと思っているんじゃないのでしょうか。

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2007年10月28日 (日)

さらば、ケイブルホーグ

 風の噂でそうなったらしいとは聞いていました。公式サイトもなくなっていたしトンと配給作品も聞かなくなっていた。でもそういうニュース自体は正式にどこかが報道することはなかったですし、あえて事実確認をしようという気にもなりませんでした。でもたまたま(本当に偶然とある事情で)探してみたらはっきりと事実が書いてありました。
 配給会社ケイブルホーグが2005年末に倒産していたそうです。
 私のサイトでも取材させてもらった配給会社ですが、この配給作品リストをみてもわかるように、映画ファンには唸るようなラインナップです。でもこれみて唸らない(唸ることができない)ファンが多いということなんでしょうね。
 ここで働いていたスタッフの方はどうしているんでしょうか? どこかで新しく配給業務とかされていないんでしょうか? ぜひご存じの方がいたら教えてください。

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2007年10月27日 (土)

『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』

20071121220104☆☆ ポップコーンでもつまみながらツッコミ入れまくろう。
 1は『ハートブルー』の亜流版みたいな話で、デジタルエフェクツを駆使したゼロヨンレース、ヴィン・ディーゼルの低音ボイスといい、ポール・ウォーカーの大根ぶりといい、なかなか楽しめました。2は監督も違うし、ディーゼル兄貴は出ていないしでパス。で、当然コレはみるつもりはなかったのですがなんか勢いでみてしまいました(最近こういうパターン多いなあ)。気になったのはやはり東京をどう描くかですが、まあツッコミどころは満載とはいえ、こういう形で街中のカーチェイスを実現してしまったのはやはりすごい。そこは見応え充分でした。あとはねぇ・・・。まあ仲のよい仲間とポップコーンでもつまみながらツッコミ入れまくって鑑賞してください。そうそう、妻夫木君がワンポイント出演。やっぱ英語がダメで大きな役にはつけなかったんだろうかと勝手に想像。そして最後の最後にあの人がカメオ出演! よりによってねぇ。

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2007年10月26日 (金)

若月製作所倒産

 最近、いわゆる新しい情報に疎くなってきています。まあ、それで生きるのに困ることはないわけですし、あえてそういう部分に背を向けて生活しているへそ曲がりな私なのですが、以前にも書いたように親しみのあったメーカーや店がなくなるというのはやはり一大事なわけでして。そんな中で意外に重宝するのがメルマガ。まあ膨大なスパムやDMが多いのですが、必要な情報もアルのも事実。そこに書いてある新製品に関する情報は貴重なソースとなっています。
 で、本題。今日とあるところのメルマガでなんと若月製作所が5月に倒産していたということを初めて知りました。。ここ、知る人ぞ知るAV機器のラックメーカー。わが家のシアタールームの時にもここのラック(一番安いのだけれど)を使用しています。それまでは安物のラックを代用していたのですが、購入した時はちょっと誇らしく感じたものです。使いやすさも抜群でしたし。ちょっと悲しい気分になったニュースでした。

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2007年10月25日 (木)

マスターズ・オブ・ホラー その2

『ディア・ウーマン』
ジョン・ランディスのバカ話。だってシカ女ですよ。半分女で半分鹿(笑)。ランディスなら逆(つまり上半身鹿で下半身女)でも充分面白かったのではと言うぐらいのオーソドックスなつくり。『狼男アメリカン』というわけにはもういきませんかねぇ。

『愛しのジェニファー』
これはおもしろかったです。とにかくジェニファーの造型がすさまじく、それでいて性を感じさせる展開がうまい。ダリオ・アルジェント快心の出来映えでしょう。ゴアシーンも強烈でした。

『世界の終り』
昨年DVDでリリースされた時に一番最初にみたのがこれ。もう格が違う出来映えで、ジョン・カーペンター近年の作品では文句なしの面白さでした。再見しましたが長編だったらベストテン級です。禁断の映画という設定が映画ファンにとってもアダムのリンゴなわけで、『マウス・オブ・マッドネス』とかが好きな人は絶対にオススメです。ウド・キアーにくらくら。

『インプリント』はレビュー済み。残りはまだみる気が起きません。うーん、そのうちシーズン2の方を先にみちゃうかも。

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2007年10月24日 (水)

マスターズ・オブ・ホラー その1

DVDで一部鑑賞済みだったこのシリーズ。WOWOWが第2シーズンを来月からオンエアということで、第1シーズンも一挙放映。ちまちまとみております。というわけで3話ずつぐらい感想をば。

『ゾンビの帰郷』
選挙権を求めるゾンビという設定もいかしていますが、それにまつわる小さなディテールにジョー・ダンテらしい皮肉の効いた小編。わりと楽しめました。

『ハンティング』
『フォーン・ブース』など企画脚本では満点、『ザ・スタッフ』『空の大怪獣Q』など監督作は赤点なラリー・コーエン作品。個性の違うシリアル・キラーが1人の女性をめぐって丁々発止を繰り広げる様はブラックな笑いを誘います。コーエン作品の常連、マイケル・モリアーティににやり。でも女性が『オズ』のファルーザ・バークだったことにもびっくり。『アメリカン・ヒストリーX』といいすっかりビッチ系でしょうか。

『チョコレート』
このシリーズ全体のクリエイター、ミック・ギャリスの作品。ヘンリー・トーマス以外にみるところなし。

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2007年10月23日 (火)

DVD『鼓童 佐渡へ』

Dvkodo 和太鼓演奏集団「鼓動」の2003年公演を収録した作品。演出を坂東玉三郎が手がけたのがうりだが、大体こういうのは外部から演出家を招くとろくなものにならず、これもその例に漏れていない。鼓童は映像作品自体が少ないのだが、その数少ないうちの1つがこれというのは寂しいところ。そもそも太鼓の音の再現という部分でも特筆すべきレベルにない。
B-AVG.-8.87MB/sec.

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2007年10月22日 (月)

日本支社2題

 既報の通り、UIPの解散にともなってパラマウントに関する配給部門として、ビデオソフトを担当していたパラマウントHEをベースに、パラマウントジャパンを9/1に設立しました。それと知らなかったのですが、ドルビーラボラトリーズ日本支社が10/1に米ドルビー社が出資する日本法人子会社のDolby Japan株式会社になるそうです。いろいろなところで業界再編の秋です。

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2007年10月21日 (日)

DVD: STRAIGHT TIME

Dstra邦題『ストレート・タイム』
ウール・グロスバード監督のクライムドラマの佳作。これと『プリンス・オブ・シティ』があっさりと向こうでDVD化。なんとかこっちでもDVDにしてください、ワーナーさん。作品自体も素晴らしいのだが、画質がびっくりするほどのレベル。いかにもテクニカラーですというルックにならず陰影にとみディテールがかちっと出ている。映像特典はコメンタリーとドキュメント。
B-AVG.-5.95MB/sec.

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2007年10月20日 (土)

「日本映画、崩壊」

Nihoneiga 斉藤守彦氏のコラムはときどき目にしていたが、この本はそれなりの覚悟で書いたと思われる。それほど珍しい直言。漏れ聞いてきた映画ジャーナリズムの膿の部分は目新しさはないが、これが単なる煽りでないところが現状のひどさだと思う。この現状をなんとかしないと自分たちの首を絞めるということを警鐘していく使命はあるし、こういう部分を知らないでいるファンに考えて欲しいという意味でもこういう本は必要なのだが、とりあえずこの本、一般映画ファンは読まないでしょう。それからシネコンの部分はもっと根が深いはず。そう、人の部分で。

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2007年10月19日 (金)

DVD『戦場のピアニスト』

Dpian これまた中古で購入。本当に最近新品の値段で買うのがバカらしいムードが自分の中にある。なんだかなあ(ソフトに正当な値段を払うのに抵抗はないのですが)。これは作品もそれほど古くないのだが、どうも東芝DFから出てくるソフトは画質が今ひとつなもの(『オールド・ボーイ』)が多い。この作品も渋い色遣いがきちんと再現されているように感じられない。これはアミューズが手に入れているマスターに起因するのかはわからないが、とりあえずこういう部分と仕事先で使った東芝のHDDレコーダーのレスポンスの悪さから、私がHD-DVDを購入することは絶対にないことだろう。
B-AVG.-6.37MB/sec.

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2007年10月18日 (木)

DVD: TRANSFORMERS

Dtransr1邦題『トランスフォーマー』
まあ国内盤でもよかったのですが一足お先にということで通常盤を。さすがに最新作ということで画質音質は文句なしのレベルなのだが、これがHD-DVDではひとつ上のレベルになるかとおもうと正直複雑な心境。本当にみんな新作のリリース買わなくなりそう。映像特典はきれいさっぱりありません。
B-AVG.-6.81MB/sec.

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2007年10月17日 (水)

DVD: HELLRAISER: 20th anniversary edition

Dhell02邦題『ヘルレイザー』
クライブ・バーカーの名作がアンカーベイより20周年記念版として再リリース。(結局これ、まだ日本ではリリースされていない。) なのだがそのわりにはあまり気合いが入っているとはいえない。まず本編なのだが今回はトリミングバージョンはなくなった。しかしそれ以外の点も前回リリースのものと画質音質は同程度(THX仕様ではなくなった)な上、音声仕様は変わらず、コメンタリー自体も同じもの。結局字幕も収録されなかった(CCのみ)。映像特典はインタビューが追加されて、DVD-ROMでスクリプトが収録された。正直購入してよかったかどうかは微妙な所。なお前回リリースはリージョンコードが2にも対応していたが今回は1のみ。
B-AVG.-5.68MB/sec.

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2007年10月16日 (火)

シネフェックス日本語版2007秋号

Cinf6 今号は『スパイダーマン3』『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』『トゥモロー・ワールド』。注目はやはり『トゥモロー・ワールド』なのだが映像特典を補完する部分もあって興味深かった。前者2本に関しては完全にプラクティカルエフェクツの部分は無視しているし、なかでも『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』は、全体のエフェクト量からすれば「なんだそりゃ」というテキスト量しかないのである。うーん。

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2007年10月15日 (月)

DVD: POLTERGEIST

Dpolter邦題『ポルターガイスト』
 ホラーにまだ免疫がなく、トビー・フーパーなどよく知らなかった公開当時スピルバーグ製作ということで私がスーパーシネラマ方式でみたホラー劇場鑑賞の記念すべき1本。作品としてはゴールドスミスのスコアと、ILMの神業のような視覚効果で記憶すべきか。めでたくスクイーズ化されたのだが、本当に丁寧にレストアされて画質は大幅に向上、かなりよい部類に入る。ただ映像特典の心霊現象に関するものははっきりいって蛇足。いわくつきの作品ゆえに関係者がいまだにいやがっているのでしょうか。
B-AVG.-6.55MB/sec.

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2007年10月14日 (日)

DVD: DEADLY FRIEND

Ddeadly邦題『デッドリー・フレンド』
 ウェス・クレイブン監督、ブルース・ジョエル・ルービン脚本、フィリップ・ラズロ撮影。でも結果は大珍作(笑)。日本でもまだDVD化されず。けれども映画館でクリスティ・スワンソンに胸ときめいちゃった人としては、ポチッと注文しちゃうわけです(爆)。バスケットボールでアン・ラムジーを惨殺するシーンは今みると結構すごいものがある。画質は水準レベル、音質はモノラルでいかにもなナロウな感じ。特典は予告編のみ。リージョンコード、1, 2, 3, 4に対応。
B-AVG.-5.91MB/sec.

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2007年10月13日 (土)

DVD『キル・ビル Vol.2』

Dkillb2 中古で購入。いや、本当に中古品が投げ売り。映画が消費されるって本当にいいことなんだろうかと真剣に考え込んでしまう状況なのではと。1より私は2がおもしろかった人なのですが、それでもそれほどの思い入れはなく。画質音質は水準レベルだが、どうもこの作品は1も2も画質に関しては薄いベールがかかったような印象。特典も一般的なものばかり、絶対にコメンタリー入れるべきだと思う。
B-AVG.-5.71MB/sec.

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2007年10月12日 (金)

『トンマッコルへようこそ』

Welton☆☆☆ 土着性を消化しようとした足跡を確かめられる力作。
 惜しい! けれど素晴らしい! 韓流とは一線を画すこの作品はアジアならではの味がある、しかし土着性を消化しようとした足跡を確かめられる力作でした。
 戦争を題材にしたファンタジーというのは昔からよくある物語で、この作品自体にも目新しさはありません。さらに物語の展開やエピソードの揃え方にバラツキが大きく泥臭さが抜けません。そういう部分は良くも悪くも韓国映画だなあという感じが否めないのですが、少なくとも自国の政治背景をこういった寓話的題材にしてとりあげているのは、まだまだこの国の映画事情に可能性を感じます。つまり『シルミド』『JSA』のように直接的な訴えを持つ硬派な作品もよいのですが、このようにそういう政治背景を普遍的な物語にして語ろうとする姿勢は、難しいけれども避けてはいけない所だからです。今の日本映画が抱えている問題はここで、タブーに切り込まない、みんなが抱えている問題に突っ込まない、そしてそれを普遍的なレベルまで表現を引き上げようとしない、みんな半径5mレベルの自省作品になってしまうわけです。なのであのエピローグは「うまいなあ」と思います。後味が悪くなりそうな展開に、人々の祈りのように、そして観客の願いのようなあの場面を織り込んだのは少なくともご都合主義ではなく、クリエイターのポリシーと良心を感じます。
 役者陣はみな味わいがあり、特に『シルミド』のチョン・ジェヨンと、『復讐者に憐れみを』のシン・ハギョンは2人は強い印象を残します。またカン・ヘジョンはこの映画を体現するかのような役回りで儲け役です。また久石譲さんが初めて担当した外国語映画作品でしたが、これが見事にはまっていました。ひょっとしたら彼の作品では近年のベストスコアかもしれません。
 何十年に1本の傑作になりそこねた作品です。それでも水準以上の作品であることに違いはなく、見応えがある1本です。

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2007年10月11日 (木)

『ブレード・ランナー ファイナル・カット』上映決定!

 東京に引っ越して名画座にとんでいったみた作品だった。文芸坐でもテアトル新宿でも、その未来都市は壮観だった。パンテオンでみた『ディレクターズ・カット』では作品は好きになれなかったけれど、久しぶりにみる大スクリーンでの未来都市に震えた。だからベネチアはいいなあ、アメリカはいいなあと指をくわえるしかないかと思っていましたが・・・。やりました。これで11月まで生きる目標ができたという感じです! あの『ブレード・ランナー ファイナル・カット』の日本での劇場公開が決まりました。新宿バルト9と梅田ブルク7。しかもどちらもデジタル(4Kだぞ!)上映です。(というかフィルムでプリントを作っていないという話もチラホラ) さあ、問題は新宿バルト9のどこでやるかですね。1日でいいから大きなスクリーンのところでやってほしいです。問い合わせでもしてみようかしらん。

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2007年10月10日 (水)

やるな!マクドナルド武蔵中原アルカード店よ

久しぶりに大笑いした記事。
川崎のマックがなぜか上位――公衆無線LAN利用調査

わが家の最寄り駅の1つですが、私も確かにここで無線LAN使うことがあります。ここのマックは電源もどうぞ!なんですよね。これって全体の数が少ないからランクインするのか、それともここが突出しているのか、興味はある所ですが。

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2007年10月 9日 (火)

PS3どうしよう、再び

PS3が値下げ&新機種発売だそうで。かなり迷っています。この価格であれば常識的な値段になりましたね。PS2の互換機能は不必要ですし、SACDも全然興味はありませんので、まずはブルーレイの再生環境が欲しいという人には一番最初の入門機といったところでしょうか。今年末に向けて各社から発表されたブルーレイレコーダーも気にはなっているのですが、値段が高い上に先行き不透明の要素が多すぎます。そうそう簡単に買えるハードではないので、じっくり様子見です。ただソフトはそういうわけにはいきません。これから新作を購入するにあたってビッグタイトルはみんな次世代ディスクでも出していくはずですから。やはりブルーレイで欲しいです。でも個人的にはこの次世代DVD規格はどっちも共倒れになるとにらんでいるのですがねぇ(LD&VHDの悪夢再びですよ、きっと)。

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2007年10月 8日 (月)

『インサイド・マン』

Inside☆☆ 何も驚きがない。
 スパイク・リーがジャンルムービー? これが一番の驚きであとは見終わるまで全然驚きがありませんでした(汗)。この作品、スパイク・リーでなければひょっとしてかなりスタイリッシュな作品になったかもしれないのですが(ノーマン・ジュイソンの『華麗なる賭け』のように)、やはりジョディ・フォスターのパートがバランスを悪くしていると思います。しかしクライブ・オーウェンは華がないのに後をひく役者さんですな。

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2007年10月 7日 (日)

『ブロンクス・キッズ』

Bronx☆☆☆ 駆け足感のない演出力。
 これは思わぬ拾い物でした。WOWOWでオンエアされていた向こうのテレフィーチャーです。実話がベースになっているそうですが、テレフィーチャーにありがちな駆け足感がなく、描き方も過不足がありません。説明調の台詞も少なく台詞1つ1つが効いています。演出の抑制もきいておりエピソードを手際よく整理していることが勝因です。テッド・ダンソンは枯れた味が実に良く出ており、主人公の人物像の背景にある実直で不器用なところもうまく表現しています。また子役の描き方もきちんとキャラを立たせているのはうまいなあと思います。
 チェス物では知る人ぞ知る傑作『ボビー・フィッシャーを探して』(脚本家スティーブン・ザイリアンの初監督作!)がありますが、これもその仲間に加えたい1本です。

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2007年10月 6日 (土)

『グエムル 漢江の怪物』

Guemul☆☆☆ リアルでエモーショナル。
 韓国映画には珍しい怪獣映画は日本映画とは全く違う、しかしそれゆえに個性的な作品に仕上がりました。
 おもしろいのは物語の視点が1つの家族からになっていること。そんなエピソードが紡がれることで、風呂敷を拡げすぎることなく、リアリティもエモーショナルも失わないでいます。また米軍の汚染物質垂れ流しという実話がベースになっているようですが、社会的な背景をスパイスにしているのも成功の要因です(『ゴジラ』も水爆というものが大きな背景になっています)。ソン・ガンホはいつもながら素晴らしい存在感。怪獣のデザインに『パトレイバー』劇場版の盗用が言われていましたが、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのWETAが手がけたデジタルエフェクツは可もなく不可もなくのレベル。結局映画は総合力であるとあらためて痛感。あのエピローグがしみるのは演出力なのです。ポン・ジュノは『殺人の追憶』に引き続き、唸るしかない力作です。

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2007年10月 5日 (金)

DVD『パフューム ある人殺しの物語』通常盤

Dperfu 今のところ本年度ベスト候補の1本。 →review なんかGAGAのしようもない販売戦略でわけのわからぬ仕様になりましたが、とりあえず通常盤を購入。特典は至極当たり前なもののみ。画質は水準レベルだが、もうひとつヌケのよさがほしいところで、音声に同じ事が言える。dtsにもかかわらず弦楽器の響きがもうひとつ。
B-AVG.-6.24MB/sec.

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2007年10月 4日 (木)

『ナバロンの要塞』

Dnavaron☆☆ 長いよ。
 長かった・・・、何度睡魔に襲われたことか。すっかり今のアクション映画の怒濤の展開に慣れているんだということも感じましたが、それでもこの作品は冗長に感じてしまいました。いや、良くできているなあと思うところはありますし、キャスティングはくせ者揃いでよいと思うのですが、『大脱走』ほどの普遍性はないと思います。

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2007年10月 3日 (水)

R2-D2型プロジェクター

ときどき映画ネタの提供もあるニッコーがまたやってくれました。

R2-D2型プロジェクター

おおいにそそられますが、値段もすごいしデカイしなあ…。

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2007年10月 2日 (火)

『青春の殺人者』

Dseishun☆☆1/2 尋常でないエネルギー。
 先月どさくさにまぎれてCATVでみてしまった作品。長谷川和彦の名を世間に知らしめる1本になったわけですが、『太陽を盗んだ男』といい、これといい時代の波というのはあるんだなあと痛感しました。少なくとも大騒ぎするような作品ではわりません。ただ作品の持つエネルギーという意味では尋常ではなく、特に前半部分は秀逸です。ATGはやっぱりすごいです。水谷豊はいいですなあ。市原悦子はすごすぎ、夢に出てきそうです。原田美枝子も最初は演技がからっきしだめだったのだというのは発見でした。

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2007年10月 1日 (月)

この声優で幸せになるのは誰ですか?

 アメリカで大ヒットとなっている『ザ・シンプソンズ』映画版。アメリカではもはや国民的アニメといってもよく、日本でも最近はFOXチャンネルでしかやっていませんが、かつてはWOWOWでもほぼ10年間オンエアされ、C.C.レモンのコマーシャルでも使われたことがあります。
 ところが日本での公開にあたってファンの中でちょっとした騒動が持ち上がっています。それは吹替版の声優を誰がやるのかということ。全面的に変更が配給会社から発表されたからさあ大変。

 ちなみにオリジナルのキャスティングは以下のとおり。
  ホーマー・シンプソン:大平透
  マージ・シンプソン :一城みゆ希
  バート・シンプソン :堀絢子
  リサ・シンプソン  :神代知衣

 先日発表された劇場版声優
  ホーマー・シンプソン:所ジョージ
  マージ・シンプソン :和田アキ子
  バート・シンプソン :田村淳
  リサ・シンプソン  :ベッキー

確かにこれは悪い意味で驚愕のキャスティング。まず本質的な問題でいくと、いわゆる芝居という点で芸達者が誰もいない(汗)。また「マーケティングの問題」(FOX)という意図もわかりますが(その証拠にアフレコの日にスポーツ紙で報じられました。パブリシティの露出度は増えると思います。)、この程度のパンチ力じゃ一般への浸透度と言う意味での壁は破れないですって(大汗)。それでいて本来足を運ぶ層からもそっぽを向かれたのでは、結局誰も得をしない結果になるのでは?と考えるのです。この声優で幸せになるのは誰ですか?

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