『グラインドハウス U.S.A.バージョン』
☆☆☆ 映画館ならではの鑑賞体験再現作品。
これだけは見逃してなるものかと最終日に。こういうのが好きな人は六本木大集合になったみたいですが、これを六本木のTHXシアターでみるというシチュエーションは別として、ひっさびさに大笑いさせてもらいました。やはり映画館でみんなでわいわい言いながらみる作品であることに間違いはありません。問題はそれがわかっていない人と客席内でかなり温度差があったこと。だから東京ファンタは閉塞的な状況になったわけで。このあたりは難しいところです。とりあえずこのバージョンで上映されることは本当にないらしいのですが、フェイク予告編があまりにも素晴らしすぎたので、それも含めて。
<マチェーテ>
『スパイ・キッズ』シリーズに登場するダニー・トレホ演じるキャラ主演?のアクション物の予告編。監督はロドリゲス。もうこれで大爆笑。トップギアという感じ。
<プラネット・テラー>
ロバート・ロドリゲスにとっては朝飯前という感じで、そんな余裕が吉と出ています。十八番をきっちりみせるけれんは素晴らしいです。懐かしい顔がたくさん出ているのもマル(マイケル・ビーン!)。リールとびの演出もバッチリ!
<ドント>
エドガー・ライトのホラー物予告編。70年代ホラーの予告編をみたことがある人ならばアゴがはずれそうなぐらいの面白さで(みたことない人はDVDの特典でチェック。本当にそっくり!)、Don'tの連呼にしびれました。
<サンクスギビング>
感謝祭をネタにしたスラッシャー物の予告。監督はイーライ・ロス。いやちゃんと80年代スラッシャー物の雰囲気がよく出ていて感心しました。
<ナチ親衛隊の女狼>
ロブ・ゾンビ監督の予告ですが、これだけ元ネタがよくわからなかったのであまり笑えませんでした。でもあの男の登場には笑った。あんたオスカー俳優でしょうが、一応・・・。
<デス・プルーフ>
タランティーノ節が炸裂しているのですが、もしこれ単独だったらおもしろくない!になってました。いやカート・ラッセルの豹変ぶりとかツボは多いのですが、あくまでも2本セットなのでバランスがとれていたかと思います。やはり私はこの人との相性は良くないのかもしれませんね。
(TOHOシネマズ六本木ヒルズ2にて)
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