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2007年8月 5日 (日)

訃報:イングマール・ベルイマン

 映画監督イングマール・ベルイマン氏が30日、スウェーデンのフォーレ島の自宅で亡くなりました。享年89歳。死因は明らかになってません。
 1918年、スウェーデンのウプサラ生まれ。1946年に『危機』で映画監督としてデビュー。以後『夏の夜は三たび微笑む』(1956)、ベルリン映画祭金熊賞を受賞した『野いちご』(1957)。『第七の封印』(1957)、『処女の泉』(1960)、『ファニーとアレクサンデル』(1982)、ちなみに監督作がアカデミー賞外国語映画賞を3度受賞しているのはフェリーニの4度に次ぐ記録です。2003年の『サラバンド』が遺作となった。1976年にスウェーデン税務当局から告訴されたベイルマンは、その後ドイツへと移り、ミュンヘン・レジデンツ・シアターの演出家を務めたが、6年間の亡命を経てスウェーデンへ戻り、残りの生涯を過ごした。また同監督は公には引退したことになっていますが、TVドラマの監督や映画の脚本などを執筆していました。
 作品には愛、孤独、苦悩、神との繋がりがテーマとして描かれるので非常に難解な作風で知られ、私自身も彼の作品は『秋のソナタ』しかみていません。でもこの作品、みたのは中学生だったと思うのですが、イングリッド・バーグマン(これが遺作)とリブ・ウルマンの2人に圧倒されたことをはっきりと覚えています。ご冥福をお祈りします。

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