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2007年8月18日 (土)

『ハード キャンディ』

Dvhard☆☆ 直接的な描写でも怖くない。
 最後のXメンでもっともキュートだったエレン・ペイジが出ているというので興味がわいた1本。何と共演がパトリック・ウイルソン。おお、今月3本目だぁ。こんな具合に意図せずに短期間に出演作を集中して鑑賞することが私の場合よくあるのですが、それはヘンなことなのでしょうか? 作品としては消化不良のスリラー。女性が男性をというパターンは実は結構あって『ミザリー』『白い肌の異常な夜』などが思い浮かびますが、この作品は直接的な描写が多いにもかかわらず、スリリングな怖さを感じさせられないところが問題です。結局この2人の背景をはっきりとみせなかった(それはそれで意図としてはわかるのですが)ことで、謎解きなのか心理スリラーなのかどっちつかずになりました。またエレン・ペイジにも消化不良にさせた原因があり、役不足という意味もあって彼女はミスキャストだと思います。しかしパトリック・ウイルソンは面白い個性の役者ですねぇ。基本的に大根系なのかと思いますが、役に対するアプローチや作品選びには「おっ」と思わせられる点があり、今後も注目でしょう。

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