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2007年7月23日 (月)

訃報:ラズロ・コバックス

 映画カメラマンのラズロ・コバックス氏が、22日米カリフォルニア州ビバリーヒルズの自宅で死去、享年74歳。妻からの話としてハンガリー通信が伝えました。
 母国ハンガリーで撮影技術を学び、56年のハンガリー動乱を撮影。57年に渡米し、子供専門の写真家など職を転々とした後、69年公開の『イージーライダー』を撮影、世界的な名声を得るきっかけとなりました。その後も『ラスト・ワルツ』や『ペーパー・ムーン』など多数の作品を手掛けています。遺作は『トゥー・ウィークス・ノーティス』(2002)。ビルモス・シグモンドらと同様、ハリウッド外からやってきた撮影監督としてそのスタイルは大きな影響を与えました。暖色系の使い方が抜群にうまく、ドラマやコメディ作品の画調にも、ちょっとした品格を感じさせた人です。『ベスト・フレンズ・ウェディング』のルックは絶対に日本の映画人では真似のできないルックです。ご冥福をお祈りします。

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