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2007年6月30日 (土)

『シュレック3』

20070730230415☆☆ 毒も薄まり魅力も半減。
 上の娘と一緒に2度目の映画鑑賞。なぜかこのシリーズにはまっています。なにしろ今年の作品ではしんちゃんより、そしてレミーよりこれらしい。キッカケは保育園でのビデオ。ウーン、子ども向けとは思えないストーリーと見た目なのですがねぇ。日本では興行的にぱっとせず、アメリカでの成績が抜群によかっただけに前2作の配給を担当したUIPは相当やりにくかったのではとお察しする次第。ところが事実最近は日本でも認知度が高くなってきたようで、マクドナルドともタイアップしましたし、今回がもっとも成績がよくなりそうだというから不思議。閑話休題。
 でも結局そこがこの作品の大きなマイナス要素になっています。つまりより多くの客を呼ぶために間口を広くしなくてはいけないということです。そうすると当たり障りのない表現が増えてくるのは、ずっと繰り返される映画界の歴史そのもの。『スター・ウォーズ』『スーパーマン』『マトリックス』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、そして今年は『スパイダーマン』。みーんなそうでした。しかもこのシリーズは毒が大きな魅力だったのにそこも薄まり、とどめは監督の交代。というわけで何かジム・エイブラハムスのパロディのようなセンスで、ピクサーの出来損ないのような作品になってしまいました。2が抜群におもしろかっただけに残念。原語版でみたかったのですが吹き替え版でさらにマイナスになった気もします(かといってこの作品は見直す気にはなりません)。そうそう、娘は満足そうでした(汗)。
(ユナイテッドシネマ豊洲1にて)

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